アニメ『コードギアス反逆のルルーシュ』の名言集・名セリフ「いいだろう、結ぶぞ、その契約!」

終わりたくないのだな、おまえは。
おまえには生きるための理由があるらしい。

力があれば生きられるか。
これは契約。
力をあげるかわりに
私の願いを一つだけかなえてもらう。
契約すれば、おまえは人の世に生きながら、
人とは違う理でいきることになる。
異なる摂理、異なる時間、異なる命。
王の力はおまえを孤独にする。
その覚悟があるのなら。

いいだろう、結ぶぞ、その契約!

なあ、ブリタニアを憎むブリタニア人は、
どう生きればいい?

どうした、撃たないのか。
相手は学生だぞ。
それとも気づいたか。
撃っていいのは、
撃たれる覚悟があるやつだけだと。

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。
貴様たちは、死ね。

あの日から、俺はずっと嘘をついていた。
生きてるって嘘を。
名前も嘘、経歴も嘘。
嘘ばっかりだ。
まったく変わらない世界に飽き飽きして、
でも嘘って絶望であきらめることもできなくて。
だけど手に入れた、力を。
だから…!

おめでとう!
世界でただ一つのナイトメアが君を待っている。
乗れば変わるよ、君も、君の世界も。
望もうと望むまいとね。

ふう、意外と疲れる。
しかし、やりとげる決意が必要だ。
これは命をかけたゲームなんだからな

学ばないとな。実践の要は人間か。

戻って参りました、殿下。
すべてを変えるために。

きれい事で、世界は変えられないから。

進行方向に向かって右を見ろ。何が見える。

ブリタニア人の街だ。
あたしたちの犠牲の上に成り立つ、強盗の街。

では左は。

あたしたちの街だ。
ブリタニアに吸い上げられた、絞りかすの街。

相手を間違えるな。
敵はブリタニア人ではない、ブリタニアだ!
やるなら戦争だ。
民間人を巻き込むな。
覚悟を決めろ。
正義を行え!

奇跡と無謀をはき違える気はない。

明かされないことの方が多いと思うけどね、
真実なんてものは。

それが世界だと言うなら、
自分は、未練はありません。

そうだ、引き返すべき道は、いらない。

いいのか、公表するぞ、オレンジを。

私たちを全力で見逃せ、そっちの男もだ。

いいな、全部隊に徹底させろ。
全力を挙げてやつらを見逃すんだ!

そうかもしれない。
でも、だから僕は、価値のある国に帰るんだ、
ブリタニアの中から。

変える?

間違った方法で手に入れた結果に、
価値はないと思うから。

人は！　平等ではない。
生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、
病弱な体を持つ者、生まれも育ちも才能も、
人間は皆、違っておるのだ。
そう、人は、差別されるためにある。
だからこそ人は争い、競い合い、
そこに進化が生まれる。

不平等は！　悪ではない。
平等こそが悪なのだ。権利を平等にしたＥＵはどうだ。
人気取りの衆愚政治と坐しておる。
富を平等にした中華連邦は、怠け者ばかり。
だが、我がブリタニアはそうではない。
争い競い、常に進化を続けておる。
ブリタニアだけが前へ、未来へと進んでおるのだ。
我が息子クロヴィスの死も、ブリタニアが進化を、
続けているという証。
闘うのだ！　競い奪い獲得し支配し、
その果てには、未来がある！！
オールハイルブリターーーニア！！！

おまえは、生まれた時から死んでおるのだ。
身にまとったその服はだれが、与えた。
家も食事も、命すらも、すべて儂が与えたもの。
つまり!　おまえは生きたことは一度もないのだ!
しかるに!　なんたる愚かしさ!

その友達を大切にしなさい。
二人の友情が続けば、
再会は偶然じゃなくて必然になるの。

違う、私たちはレジスタンスではない。
私たちが目指すのは、それは、正義の味方だ。

人々よ、我らを恐れ、求めるがいい。
我らの名は、黒の騎士団!

我々黒の騎士団は、
武器を持たないすべてての者の味方である!
イレブンだろうと、ブリタニア人であろうと。
日本解放戦線は卑劣にも
ブリタニアの民間人を人質に取り、無残に殺害した。
無意味な行為だ。
ゆえに、我々が制裁を下した。
クロヴィス前総督も同じだ。
武器を持たぬ、イレブンの虐殺を命じた。
このような残虐行為を見過ごす訳にはいかない。
ゆえに制裁を加えたのだ。
私は戦いを否定しない。
しかし、強いものが弱いものを一方的に殺すことは、
断じて許さない!
撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ!!
我々は、力あるものが力なきものを襲う時、
再び現れるだろう。
例えその敵が、
どれだけ大きな力を持っているとしても。
力あるものよ、我を恐れよ!
力なきものよ、我を求めよ!
世界は、我々黒の騎士団が、裁く!!

当然です、このまま流さないと。
責任!?　そんなもの私がとります!

彼らが言う悪ってなんだい。
何を基準にしているのかもわからないじゃないか。
一方通行の自己満足だよ。

嘘の涙は、人を傷つける。
嘘の笑顔は、自分を…。

黒の騎士団に参加したからには、
選択肢は二つしかない。
私と生きるか、私と死ぬかだ!

非常時である。
立身栄達が望みならば、私に従え!

ゼロはいるのか、いるならこの私と、
ジェレミア・ゴッドバルドと戦え～!

ほう、久しぶりですね、まだ軍におられたのですか。
しかし、今あなたに関わっている時間は
ないんですよ、オレンジくん。

オ、オ、オォォォォォオレンジだとぉ!?　
死いねぇ!

そうとも、私はC.C.だからな。

C.C.、私はどうして雪が白いのかは知らない。
しかし、白い雪はきれいだと思う。
私は嫌いではない。

行くか、修羅の道を。

それが、我が運命なら。

おまえにはもう、動揺したり、
立ち止まる権利などない。
生きるために必要なのだろう。
私を失望させるな。

やはりゼロはすばらしき素材、カオスの権化だ。
もっと、もっと見せてくれ私に。
あなたの主観に満ちた世界を!

なぜ、いつも貴様は俺の邪魔をする!

どうしてお前は無意味に人の血を流す!

貴様さえいなければ!

お前がいるからぁ!

本当に失いたくないものは、
遠ざけておくものだ。

それは、経験か。

いや、生き方だ。

契約だ。今度は、俺からお前への。

甘えるな!
おまえは責任をとらなければならない。
奇跡の責任を!

あがけ藤堂。
最後までみっともなくあがいて、
そして死んでいく。
奇跡の藤堂という名前がずたぼろになるまで。

そうして日本人は、
初めて敗戦を受け入れられると。

民衆のためにこそそれは必要だ。
もっとも、私は正夢にしてしまうだろうがな。

勝にしろ負けるにしろ、
すべてを出し切らなければ何も獲得できはしない。
それは国でも個人でも同じこと!

勝てない戦と負け戦は別物だ。
心得ているようだな、ゼロ。

簡単なことだろう。
枢木スザクにギアスを使えばいい。

だめだ!

なぜだ?　
意地か、それとも友情、プライドか?

全部だ!

主観なき情報などありえません。ゼロ。
ジャーナリズムとは、
所詮、人の意志がつくるものです。

じゃあ教えてよ。
お兄ちゃんの生きていた意味ってなに?
間違ってるとか正しいとか、
だれが決められるっていうのよ。

いかなる犠牲を払おうとも、
テロリストを排除する。
君もこのルールにこだわり、
主を見捨ててみるかい。
その矜持は、もはや破られたというのに。

甘えるな!
自らが動かない限り、
そんないつかは絶対にこない。

スザク、私はあなたを!　…えっと。

あの、今は…!

えっと…。
私を好きになりなさい!

はい!　…え?

その代わり、
私があなたを大好きになります。

ユーフェミア様…?

スザク、あなたのかたくななところも優しいところも、
悲しそうな瞳も、不器用なところも、
猫にかまれちゃうところも、
全部。だから自分を嫌わないで!

残念でした、概念は知ってるんだ。

日本人を名乗るみなさん。
お願いがあります。
死んでいただけないでしょうか。

えーっと、自殺してほしかったんですけど、
だめですか。
じゃあ、兵士の方々、皆殺しにしてください。
虐殺です!

さようなら、ユフィ。
たぶん、初恋だった。

私は今ここに、ブリタニアからの独立を宣言する。
だがそれは、かつての日本の復活を意味しない。
歴史の針を戻す愚を、私はおかさない。
我らがこれからつくる新しい日本は、
あらゆる人種、歴史、主義を受け入れる広さと、
強者が弱者を虐げない、
矜持を持つ国家だ。
その名は、合衆国日本!

ええ、私は、勝利の女神ですから。

おはようございました。

きくがよい、ブリタニアよ。
我が名はゼロ、
力ある者に対する、反逆者である。

あの日から、俺はずっと望んでいたのかもしれない。
あらゆる破壊と喪失を。
そう、想像の前には破壊が必要だ。
そのために心が邪魔になるのなら、
消し去ってしまえばいい。
そうだ、俺はもう進むしかない。
だから。

コードR。
なるほど。
活動電位とニューロフェラメントが異常数値でした。
理解は幸せ、私を実験体にして
再現しようとしましたですね、この病を。

いいわけ無駄!
あなたを本国送りにした恨み、
こんな形で受け取りました!

そう、世界の前に人は駒でしかない。

ゼロ!
おまえは最後まで、
人をだまして、うらぎって!

ふん、偽善なる遊びにつきあう気はない。

おや、あなたさまは、ゼロ。
なんたる行幸!　宿命!　数奇!

お、おおおお、お願いです、
死んでいただけますか。

ゼロ、私は、帝国臣民の敵を排除せよ。
そう、ならばこそ、
オール・ハイネ・ブリターニア!

当たらず!　
この、ジェレミア・ゴッドバルドには。

卑怯、
後ろを、バック。

俺たちは共犯者。
お前が魔女なら、
俺が魔王になればいいだけだ。

私です!　
ゼロよ、懺悔は今!

ぬう…姑息孤立小癪!

C.C. 死ぬなよ。

だれに言っている。

君は、最後の最後に世界を裏切り、
世界に裏切られた。
君の願いは叶えてはいけない。

バカめ、理想だけで世界が動くものか。

私を処分する前に、質問に答えてもらいたい。
無力が悪だというのなら、力は正義なのか。
復讐は悪だろうか、友情は正義たりうるだろうか。

悪も正義もない。
えさにはただ死という事実が残るのみ。

そうか、ならば君たちにも、事実を残そう。
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、
貴様たちは、死ね。

そう、間違っていたのは俺じゃない。
世界の方だ。

いいだろう。
なぜならば、私はゼロ。
世界を壊し、世界を創造する男だ。

はじけろブリタニア!

ゼロの正体が学生とはな。
しかし、やはりものが違う!

ふざけるな…、スザクじゃあるまいし、
戦略が戦術につぶされてたまるか。

四聖剣とは、虚言に、あらず…!

私は――ゼロ
日本人よ、私は帰ってきた！
聞け！ブリタニアよ
剋目せよ、力ある総ての者達よ！
私は悲しい……
戦争と差別
振りかざされる強者の悪意
間違ったまま垂れ流される悲劇と喜劇
世界は、何一つ変わっていない――
だから！私は復活せねばならなかった
強きものが弱きものを虐げ続ける限り、
私は抗い続ける！
まずは、愚かなるカラレス総督に、
たった今、天誅を下した！
私は戦う！間違った力を行使する総ての者達と！
故に、私はここに、
“合衆国日本”の建国を再び宣言する！
この瞬間より、
この部屋が“合衆国日本”の最初の領土となる
人種も主義も宗教も問わぬ
国民たる資格はただ一つ『正義』を行うことだ！！

質問しよう、ギルフォード郷。
正義で倒せない悪がいるとき、君はどうする。
悪に手を染めてでも悪を倒すか。
それとも、おのが正義を貫き、
悪に屈するのをよしとするか。

我が正義は、姫様の元に!

なるほど、私なら、
悪をなして、巨悪を討つ!

これが輻射波動。
懐に入ったときに私の勝ちは決まっていたの。
じゃあね。

ふっふっふっふふはははは…。
ナナリーがいるべきところを奪い取った偽物め。
さんざん使い倒して、
ぼろぞうきんのように捨ててやる。

この紅蓮が通用しなかったらおしまいね。
でも、やるしかないから、撃ってみましょうか。
そりゃ、そうですね!

紅蓮をなめるな!

おかしなものだ。
飢えた民を救いたいと願いつつも、
私は天子様のことを考えている。

我が心に、迷いなし!

この外道が!

おやそうかい…?
うははは、うははははは、うはははははは…!

C.C.不利になったら、脱出しろよ。
その前に手を打っておけ。

思いには、世界を変えるほどの力がある。
そうなんだな、シャーリー。

許せないことなんてないよ。
それはきっと、スザクくんが許さないだけ。
許したくないの。
あたしはもう、とっくに許したわ。

機械の身体、ギアスキャンセラー。
執念は一流だな、オレンジくん。

執念ではない、これは忠義。

ルルーシュよ、おまえはなぜゼロを演じ、
祖国ブリタニアを、実の父親を敵に回す。

俺が、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだからだ。

ジェレミア・ゴッドバルドよ、
貴公の忠節は、まだ終わっていないはず。
そうだな。

ルル?　よかった、最後に、話せて…。

最後じゃない、今医者を呼ぶ、だから…!

私ね　記憶が戻ってすごく怖かった…
偽物の先生…記憶がない友達…みんなが嘘ついてる…
世界中が私を見張ってるような気がして
ルルは、こんな世界で、一人で戦ってたんだね
たった一人で
だから私は、私だけはルルの本当になってあげたいって

シャーリー…

私、ルルが好き。
お父さんをまきこんだってわかってても、
嫌いにはなれなかった。
ルルが全部忘れさせてくれたのに。
それでも、またルルが好きになった。
記憶をいじられても、また好きになった。

ダメだ!　死ぬな、シャーリー!!

何度生まれ変わっても、きっとまた、
ルルを好きになる。
これって、運命なんだよね。

死ぬな、シャーリー!　死ぬな!!　死ぬな!!

だから、いいよね、ルル。
生まれ変わっても…、また、ルルを好きになっても…。
何度も、何度も、好きに、なる、か、ら…。

ふっ、わがままな女だ。

そうとも、私はC.C.なのだから。

V.V.といったか。
この私を脆弱にして惰弱とあなどったな。

小癪だな、ルルーシュ…!

生きている?!　そんな、確かに心臓を…!

策略、奸計、奇襲。
そのような小手先でわしを倒そうとは…。
王道でくるがよい、王の力を継ぎたいだろう!

わからんのかルルーシュ、
もはやわしには剣でも銃でも、
なにをもってしても、むだぁあ!

おかしなことよ。
嘘にまみれた子供が人には真実を望む、か。

答えろC.C.!
なぜ俺と代替わりして、死のうとしなかった!
俺に永遠の命という、
地獄を押しつけることだってできたはずだ!
俺を哀れんだのか、C.C.!
そんな顔で死ぬな!
最後くらい笑って死ね!
必ず俺が笑わせてやる、だから!

なんたる愚かしさか!!

俺は知っているぞ、C.C.!
おまえのギアスを、本当の願いを!

何言ってんだ!
やっていいことと、悪いことがあるだろ!
いい人気取って、勝手におしまい?!
紅月カレンを安くみるな!
…ふん、抵抗しないところが本当腹立つ。

あは!　ニーナくん、
この矛盾はさ、スザクくんだけじゃない、君を殺すよ～?

ぼくが、俺が許すと思うのか、
みんなが許すと思っているのか!
おまえにまどわされた人たちが、
死んでいった人たちが、ユフィだって!
今さら謝るぐらいなら、
ユフィを生き返らせろ、今すぐだ!
おまえの悪意で世界を救って見せろ、今すぐに!
君は奇跡を起こす男ゼロなんだろう…!

枢木スザク、君には借りがある、
情もある、引け目もある。
しかしこの場は、忠義がまさる!

受けよ、忠義の嵐!

オレンジ?
ふふ、それは我が忠誠の名前。

質問、あなたの大事なものはなに。
自分の命だけなの。
さようなら。

信じた仲間を裏切るんだ。
せめて日本ぐらい取り返さなくては、
俺は自分を許せない。

カレン、君は生きろ。

僕はずっと、だれかの道具だった。
僕は、教団の道具で、その次は、兄さんの。
たしかに、僕は兄さんに使われていただけかもしれない。
でも、あの時間だけは、本物だった。
あの思い出のおかげで、ようやく僕は、人間になれた。
だからもう、僕は。
僕は、道具じゃない…!
これは、僕の、意志なんだから…!

ああ、そうだよ。
お前の兄は、嘘つきなんだよ。

我が父、シャルル・ジ・ブリタニアよ。
俺の地獄への道行きには、
おまえも一緒に来てもらう。
それが…!

コーネリアも知っているだろう。
父上は、危険な研究にのめり込み、
たびたび玉座を離れた。
そう。政治を、戦争をゲームとして扱ったんだよ。
この世界に、今日という日に興味を失い、
みんなが苦しんでいるのを、
ただ眺めているだけの男に、王たる資格はない。

人を殺めるというのが自分の業ならば、
ジノ、僕はこれを認めよう。
必要なのは、結果だ。

いけない、僕にかかっている、
生きろというギアスが、
ここは逃げろと叫んでいる。
それほどまでに危険な相手か、ナイトオブワン。
しかし、弱さは捨てた!

おろかな、おまえの弱さこそが!
優しさという強さの裏付けであったものを。
そう、規範なき強さなどただの暴力。
ならば、ここで死ぬがよい、枢木スザク。

我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
マリアンヌ皇妃が長子にして、
帝国より捨てられし皇子。

とめられるものならとめてみよ。
我が絶望に、かなう者がいるのなら。

ビスマルクに説明している時間はないから、
こちらから疑っちゃえば、
向こうは疑わないでしょ。

違うな、間違っているぞ、
シャルル・ジ・ブリタニア。
決着をつけるべきは神ではない。
この、俺だ。

そう、俺とともに、
永遠の懺悔に苦しむがいい。

おかしなものよ。
人には真実を求めるか。
ここまで嘘ばかりついてきたおまえが。

そうだな、俺はずっと嘘をついていた。
名前や経歴だけじゃない。
本心すらすべてかくして。
しかし当たり前のことだろう。
他人に話をあわせる。場に溶け込む。
それらなくして国や民族、
コミュニティというものは存在しない。
だれもが嘘を使い分け、
家族の前、友人の前、社会を前にして、
みな違う顔をしている。
しかし、それは罪だろうか。
素顔とはなんだ。
おまえだって、皇帝という仮面をかぶっている。
もはや我々は、ペルソナなしでは歩めないのだ。

違う!　おまえたちが言っているのは
自分に優しい世界だ!
でも、ナナリーの望んだのは、
きっと、他人に優しくなれる世界なんだ!

できるはずがない、神に、人類そのものに…!

それでも俺は、明日がほしい!

これは嘘ではない、現実の答えだ。

おまえたちは知っているのか、
ナナリーの笑顔の意味を。

笑顔?

なぜわからないんだ。
ナナリーは目も見えず、
歩くこともできなかった。
だから、世の中には自分一人では
できないこともあるって知っていたんだよ。
ナナリーの、ナナリーの笑顔は、
せめてもの感謝の気持ちなんだ。

そういうごまかしこそが。

それを嘘だとは言わせない!
言わせてなるものか!
現実を見ることもなく、
高みにたって楽しげに観察して。
ふざけるな!
事実は一つだけだ!
おまえたち親は、俺とナナリーを捨てたんだよ!

このさかしき愚かものが!

わしを拒めば、その先にあるのはあやつの、
シュナイゼルの世界だぞ!
善意と悪意は、しょせん一枚のカードの裏表。
それでもきさまは!

だとしても、おまえの世界は俺が否定する。
消え失せろ!

そうですか、ではわかりやすくお話ししましょう。
我を認めよ!

みんな好きだろ、民主主義が。

さあ、民主主義を始めようか。

僕は彼の剣だ。
彼の敵も弱さも、僕が排除する。
だからC.C.、君は盾になってくれ。
守るのは君の役目だ。

ルルーシュは、君の共犯者なんだろ。

共犯者、か。

戦争を否定する民間人だって、
警察は頼りにするよね。
みんなわかっているんだ。
犯罪はとめられないと。
人それぞれの欲望は、否定できないと。
だったら、心や、主義主張はいらない。
システムと力で、平和を実現すべきでは?

平和というのは幻想だよ。
戦うことが人の歴史。
幻想を現実にするためには、しつけが必要では?

人類を教育するつもりですか。
そのようなこと、神でなければ許されない!

だったら神になろう。
人々が、平和を私に望むならば。

ルルーシュの暴虐を経験した民衆は、
よりましなアイディアにすがるしかないよね。

もっとも被害の少ない方法だよ。
たとえ10億、20億の命がなくなったとしても、
恒久的な平和が。

あたしは、ゼロを許しはしない。
たぶん、一生。
でも、それとは別に、
あたし自身の答えを
出さなきゃいけないと思ったから。
ただそれだけなの。

きみは立派だよ。

C.C.おまえがくれたギアスが、
おまえがいてくれたから、
俺は歩き出すことができたんだ。
それから先のことは、すべて俺だ。

国でもなければ復讐でもない!
野心のかけらも持っていない!
戦う理由がないやつは、ひっこんでな!

理由ならできた、約束が。

それってルルーシュを好きってこと?!

…さあな。ただ、経験という積み重ねは、
もうおしまいにしようと思ったんだ。

人間らしいことを言うのね!

さすがは!　…カレン、おまえの勝ちだ。

どうでもいいよ、そんなこと。じゃあね。

ふっ、勝つとか負けるとか、
そんな心がまだ私に残っていたとはな。

策ではない、俺が読んだのはあなたの本質だ。
あなたには勝つ気がない

結局、兄上は私を殺さなかった。
兄上には執着すべき欲がない。
世が世なら、卓越する王であったものを。
そこを見抜けなかった私は、おろかなのだろうな。

そう、皇帝シャルルは昨日を求めた。
あなたは今日を。
俺は明日がほしい。

だからこそあなたに俺は、
ゼロに仕えよという言葉を、プレゼントしよう。

ゼロ!　あなたの物語は、すでに完結している。
あなたは、生きていてはいけない!

爆散!　記憶せよ!　
ジェレミア・ゴッドバルドを!
おまえに敗北をもたらした、
記念すべき男の名前だ。

決めきれない?!ギアスの呪いを使っているのに。
カレン、なんて強さだ!

スペックはこっちが上のはずなのに…。
スザク、これだけの力があって、なんで!

終わりにしよう、カレン!

あなたに、正義さえあれば!

そんな、届かなかったの。

いや、届いているよ、カレン。

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、
世界よ、我に従え!

予定通り、世界の憎しみは今、
この俺に集まっている。
あとは俺が消えることで、
この憎しみの連鎖を断ち切るだけだ。
黒の騎士団には、ゼロという伝説が残っている。
シュナイゼルもゼロに仕える。
これで世界は、軍事力ではなく、
話し合いという一つのテーブルにつくことができる。
明日を迎えることができる。

それが…。

ああ。

ゼロ・レクイエム。

Cの世界で、僕らは知った。
人々が明日を望んでいることを。

なあスザク。
願いとはギアスに似ていないか。
自分の力だけではかなわないことを、
だれかに求める。

そう、俺は人々の、
願いという名のギアスにかかる。
世界の明日のために。

ルルーシュ、おまえは、
人々にギアスをかけた代償として…。

撃っていいのは、
撃たれる覚悟のあるやつだけだ。

スザク、おまえは英雄になるんだ。
世界の敵、皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアから
世界を救った救世主、ゼロに。

ル、ルルーシュ…。

これは、おまえにとっての罰だ。
おまえは、正義の味方として、仮面をかぶりつづける。
枢木スザクとして生きることは、もうない。
人並みの幸せを、
世界に捧げてもらう、永遠に。

そのギアス確かに受け取った。

ああ…俺は…
世界を…壊し
世界を…創る…。