『池井戸潤』おすすめ小説の名言集(下町ロケットなど)

だけど、銀行の与信判断って一体なんだ?
銀行には将来のことを予知する能力なんてない。
あるのは思い込みと、
責任逃れの理屈だけじゃないか。

君は負け組じゃない。
いや、勝つとか
負けるとかいう言葉自体、
単純すぎて嫌いだな

人生に点数は出ない。
他人からどう評価されるかじゃない。
勝ってるか負けてるかは、
自分が決めることなんだ。

ただね、会社を経営するんだったら、
常に出口を用意しておくことが
必要だってことに
もっと早く気づくべきだった。
こんなふうになってしまう前に。

過去は変えられない。
未来は変えられる。
変えられない過去をどうこういっても
残るのは虚しさだけだ。

人間の気持ちは、
言葉にしたときにはすでに決まっている。
だから、言葉にしたら終わりなのだ。

一度成功を収めたものは、
逆にその成功体験に縛られ、
失敗する。

アキちゃん、
人生ってのはいろいろあるんだ。
でも負けちゃいけないぞ。
アキちゃんはこれからずっと
生きていかなきゃいけないだろ。
楽しいこともあるけど、
苦しいときもあるのさ。
でも、それに立ち向かって、
勝たなきゃいけないんだ。
それが人生さ。

恵まれているということは同時に、
それに見合う運命を背負うことなのだ。

敗北宣言は、
勝利宣言の何倍も勇気がいるってことだ。
だが、敗北もまた人生さ。

人生には様々な岐路がある。
だが、それに気づくのは
いつも後からだ。

お金がないときの気持ちなんて、
それまでは想像もつかなかった。
だけど、そうなってみると意外に心細く、
また肩身の狭いものだとわかった。

引込線行きの人生列車かも知れない。
貧乏くじばかり引いている損な役回りかも知れない。
だが、結局のところ仕事というのは、
人と人とのつながりだ。
どんな仕事であれ、またどんな肩書きであれ、
期待されているということがなにより大切だ。

部下の悪口イコール自らの保身。
こういう管理職が、一番質が悪い。
そして、こういう管理職が、
銀行には最も多い。
いや、銀行だけではなく、
どんな会社でも同じかも知れないが。

負け犬は最初から負け犬なのではなく、
負け犬だと思ったときから負け犬になる。

甘えが招くのが癒着なら、
癒着が招くのは、何か?
その答えはひとつ──不正だ。

正論がいつのまにか端に追いやられ、
詭弁がそれにすり替わる。
考えすぎた挙げ句、
時としてバカでもやらないようなことをするのが
組織というやつだ。

過剰投資になってしまうような
設備資金なら貸さないほうがいい。
融資をしないことで
取引先を救うことだってあるんだよ。

欲にも、身の丈ってものがある。
身の丈に合わない欲を掻くから、面倒なことになる。
人もそうだし、実は会社だってそうだと思いますね。
できもしないことをやろうとするから無理がある。
結局、そんな会社は誰も幸せにしない。

評価が定まるのは、
常に後になってからだ。
もしかしたら、
間違っているかも知れない。
だからこそ、
いま自分が正しいと信じる選択を
しなければならないと私は思う。
決して後悔しないために。

いますぐ全てを決めなくても、
一つ一つやり遂げていけばいい。
焦らなくても、
もう何も逃げはしない。
全てを失えば、
後は得るものしか残っていない。

雑草にだって小さな花が咲く。
それが人生ってものじゃないか。

とにかく、
なんでもかんでも
当たってみるしかない
ってことですよね。
ここで腐ってみたところで、
いいことはなにもないでしょうから。

いま仕事がまるでわからないのは
実力のせいじゃない。
経験がないからだ。
なんでここにいるかなんて
青臭い存在論を語る暇があるんなら、
このチャンスを生かすことを考えな。

この日本で、
喧嘩で勝つことは
負けることと同義である。

中味のないやつほど一丁前のことを言う。

仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。
人の助けになることじゃ。

人生いろいろなことがあるけど
悪いことばかりじゃない。
苦しくて逃げたいと思う時も、
どこかになにか次の幸せに
つながる欠片が落ちてると思う。

勝利を信じて、
ひたすら応援する。
我々にできるのは
応援することだけですから。
応援団が見放したら
誰が応援するんですか。

お前、自分がやってることに
プライドもねえのか。
そんなことだから勝てないんだよ！

歯車から受ける印象は
ちっぽけで無力だが、
それが担っている役割は
果てしなく大きく、
そこに求められるのは、
狂ってはならない精緻なリズムだ。

そんなの嘘だ。
どんな組織だって、
誰かがいわなきゃ動かない。
みんなが
「自分ひとり頑張ったところで」
って諦めるから動かないだけよ。

「ちょっとしたこと」に気づいて乗り越えるまでが、
実は「たいへんなこと」に違いない。

頑張れよ。たとえ失敗しても、
一所懸命にやった仕事には何かが残る。
そういうもんだ。

あがいてみるもんですな。
それが･･････生きてくってことじゃないんですか。
会社だって、人だって、結局同じかもしれない。

将来のことを考えたら、
古いものを守るために
古いことばっかりやってちゃダメだ。

どうせできないとか、ウチでは無理だとか、
そんなふうに卑屈に考えないで、
こんなことができたらいいなぁとか、
こういう仕事がしたいなぁと、
まずは自由に考えてみること。

進むべき道を決めたら、
あとは最大限の努力をして
可能性を信じるしかない。
でもね、実はそれが一番苦しいんですよ。
保証のないものを信じるってことが。

本当のプライドってのは、
看板でも肩書きでもない。
自分の仕事に対して抱くもんなんだ。
会社が大きくても小さくても、
肩書きが立派だろうとそうじゃなかろうと、
そんなことは関係ない。
どれだけ自分と、
自分の仕事に責任と価値を見いだせるかさ。

人生の賭けには、
それなりの覚悟が必要なんだよ。
そして、勝つために全力を尽くす。
愚痴をいわず人のせいにせず、
できることはすべてやる。
そして、結果は真摯に受け止める。
全力でがんばってる奴が、
すべての賭けに負けることはない。
いつかは必ず勝つ。
いまは苦しいかもしれないが、
諦めないことだな。

どう話したところで、
保身を考えている人間の気持ちを変えるのは難しいさ

人間の本性が現れるのは、平時ではなく、
追い詰められたときである。

断る。やはりビジネスの基本はお互いの信用ですから

カネの問題じゃない。
これはエンジン・メーカーとしての、
夢とプライドの問題だ

穴を開ける、削る、研磨する──技術がいくら進歩しても、
それがモノ作りの基本だと思う

なにが正しいかは、後になってみないとわからないさ。
肝心なことは、後悔しないことだな。
そのためには、全力をつくすしかない

戻りたいのは山々だ。
だけど、夢は、研究室じゃなくてもかなえられる

夢だけ追っかけても
飯は食っていけないし、
飯だけ食えても
夢がなきゃつまらない

最も確実に、
目覚めさせるものがあるとすれば、
それは挫折じゃないですかね。

人間の本性がわかるのは、
窮地に立たされたときです。

決めたのなら、
どこまでも立ち向かえ。
たとえダメでも、その経験は
必ずこれからの人生に生きてくる。

少なくとも佃はいままで、
社員をコストだと思ったことはない。
ひとりずつかけがえのない財産だ。
最優先で、守らなければならないものでもある。

あのなみんな。
苦労もなくさっさと
作れちまうものに、
何の価値があるよ。
ノウハウと経験の蓄積がある者
でさえ苦しんで、悩んで作る。
だからこそ、良いものが出来るんだ。
簡単に出来るものを作ったところで
嬉しくもなんともないだろ。
オレたち自身が、
すごいもの作っちまったぞって
誇れるようなもの、
一丁やってやろうじゃないか。

難しかろうと厳しかろうと、
やってみないことには未来の扉は開かない。
挑戦あるのみだ。

これからのことはさておき、
いまは目の前にある仕事を
完璧にこなすことだけ考えろ。
結果は黙っていても向こうからやってくる。

可能性ってのはね、探せば
いろんなところに落ちてるもんだ。
諦めるのはまだ早いよ。

意に添わない仕事を命じられ、
理不尽に罵られ、嫌われて、
疎ましがられても、
やめることのできないのがサラリーマンだ。
経済的な安定と引き換えに、
心の安定や人生の価値を犠牲にして戦ってるんだよ。

人生には抗いがたい攻守の波がある。
サッカーと同じだ。
肝心なことは、その波に逆らわないことだ。
攻めるべきときに攻め、守るべきときは守る。
その繰り返しの中に、勝機が宿る。

世の中の価値観、世の中の正義。
そんな当たり前のことが
自分たちの都合で脇に置かれ、忘れ去られる。
一体、なにが原因なんだろうな。

いまさら生き方なんて変えられない。
変えられるもんですか。
でもね、人生なんて所詮そんなもんよ。
自分らしくない生き方だと思ってたものが、
案外、自分らしい生き方だったりするの。

幸運に助けられることもあれば、
不運に見舞われどん底に突き落とされることもある。
納得できることは少なく、理不尽なことは多い。
だが、それも人生の愉しみだろう。

不正を調査することが、
業務を妨害することですか。
私にいわせれば、
私利私欲のために
会社を食い物にする行為こそ
問題だと思いますが

どんなに実力があろうと、
経験と人脈に優れようと、
会社を私物化するような社員は、
いつだって会社の敵です。
まじめに働いている全ての人にとって、
許し難い敵なんですよ

夢を見続けるってのは、
実は途轍もなく難しいことなんだよ。
その難しさを知っている者だけが、
夢を見続けることができる。
そういうことなんじゃないのか。

人生は一度しかない。
たとえどんな理由で
組織に振り回されようと、
人生は一度しかない。
ふて腐れるだけ、時間の無駄だ。
前を見よう、歩き出せ。
どこかに解決策はあるはずだ。
それを信じて進め。それが、人生だ。

誰かが、
そうやって戦っている以上、
世の中は捨てたもんじゃない。
そう信じることが
大切なんじゃないだろうか。

評価が定まるのは、
常に後になってからだ。
もしかしたら、
間違っているかも知れない。
だからこそ、
いま自分が正しいと信じる選択を
しなければならないと私は思う。
決して後悔しないために。