凡夫です。
母が録画していたはなちゃんのみそ汁を昼食の時にながしていたので一緒に見ました。今回はその感想文です。
10年以上闘病した祖父と半年で亡くなった叔父
はなちゃんのみそ汁の感想ではあるのですが、これから書くことはドラマの本筋とは関係のない部分です。代替医療についてちょっと思うことがあったのでそれを中心に書いていきます。
凡夫の母方の祖父と叔父は癌で死にました。祖父の闘病生活は長く10年以上続きました。「余命半年です」という医者の台詞を生涯で3回聞いたという猛者でした。ただ叔父はあっという間でした。
癌が見つかって半年もしない内に他界しました。叔父は顔が祖母に似ていて、生きているときは似てない親子だなと思っていたのですが死に顔が祖父とそっくりで驚きました。
代替医療を選んだ叔父
叔父の癌発見はかなり遅く、見つかったときにはかなり進行していました。叔父は長い間、祖父の闘病生活を見ていたのであんなに苦しいのはイヤだと別の治療方法を模索していたようです。
そして選んだのが、詳細はよく知りませんが気功をつかった指圧や鍼灸治療だったようです。
意識のある叔父と最後に会ったのは、癌が発覚して2ヶ月後、自宅療養に切り替えるために引っ越しを手伝った時でした。まだ叔父も元気で引っ越しに参加していました。祖父と同じような感覚で見ていたので、当時の凡夫は大丈夫だろうと安心していました。
あっという間でした
どうも叔父の体調がよくないということを聞いたのは叔父の亡くなる2週間前でした。家のことなので詳細は省きますが叔父の嫁と叔父側の親族、つまり凡夫の母や祖母とはあまりうまくいってなかったようで連絡が遅れたようです。
癌が発覚して約半年後、ドラマでよく見る今夜が峠という状況になって見舞いにきてくれと連絡がありました。
見舞いに行ったのですがそこには2ヶ月前の叔父の姿はなく、あまりにも変わり果てていて、病室の入り口にある名札を確認して、ベッドの名札を確認する必要がありました。
叔父は衰弱していて薬により意識も朦朧としていました。会話がほとんどできる状態ではなく、筆談で会話しました。
最後に叔父は事前に書いていたメモを渡してくれました。それは家の間取りと本のタイトルを書いたメモで凡夫にやると言いました。遺言でした。
治療は患者の意志が最優先されるべきであるが、それでも考えてしまいます。もしも治療を選ぶ場に母や祖母がいたら祖父と同じような治療を受けさせたのではないか。そうしたらまだ叔父は生きていたのではないかと。
ドラマを見ていると自然治療をよく描きすぎていて不安になりました。
追記
他の選択肢はありましたが、なるようにしかならなくて叔父の場合はこうなりました。今はそう考えています。
ただこのドラマでは肯定的に描かれているように見える代替医療についてもう少し疑問視した方がよいと思います。