司馬遼太郎の小説『風神の門』の名言です。
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死も座興なら、生も座興
ぼくはなんらかの情熱を持った男
――これは“漢”の字をあてた方がふさわしいかもしれないが、
その男たちのこっけいさと悲壮さを書いているのです。
情熱的になればなるほど内面は悲壮となり、またこっけいにもなる、
変革期にはそれがそのまま鋭角に現われる
何者でもござらぬ。
月卿雲客のおん身からすれば、虫のごとき下郎にすぎませぬ。
ただこの虫は、なにものの手にも屈せず、なにもののためにもはたらかぬ。
ただひたすらに、おのれのためにのみはたらく。
いずれ、大阪城を車軸にして天下が乱れましょう。
虫は虫ながら、その風雲に乗じたいと思うている