アニメ『巌窟王』の名言集「叫べ、我が名を。求めよ、我が魂。」

我々は今、彼らの命を助ける力を手にしている。
なぜその善なる力を、
行使するのをためらうのか。
そう、神様にでもなったかのような、
心持ちではありませんか。

時は満ち潮、所は舳先、剣は真剣、
さあ!　さあさあさあ!
海賊流と参りましょうや!

それでは、アルベールさんに
この言葉をささげましょう。
待て、しかして希望せよ。

芸術には、だれかへの想いが表れる。
違うかな。

アルベール、自分の気持ちを大切にね。
ごまかせないわ。
自分自身の気持ちだけは。

ここはパリ。
自分次第でなんでも手に入る楽園なのかもしれない。
でも、勇猛な心を失えば、ただ流されていく。

いや、今日ぐらいは、
自分と愛しい人のために弾くべきだ。
ピアニストにはそれが許される。

変わらないわね、昔から。
野原で、あたしは花を摘んできて欲しかったのに、
あなたはいつも、木の実を取ってきてくれて。
でも、それはとってもおいしくて。

でも、私は思うのです。
自ら望んでここにあるのなら、
それこそが、私の自由だと。

あなたは、限界を超えて
突き進む覚悟がおありですか。
何者にも負けない、強い意志をお持ちならば、
私が断言します。
あなたは、大丈夫。

なぜ、泣くのです。

わかりません…。
僕も、ついさっきまでは、
伯爵と同じように、
ヒトの心なんて信じられない、
そう思っていたはずなのに。
なぜか、あなたのお顔を見ていたら、
そんな風に考えてしまうことが、
一番悲しいことのように思えて。

おまえは、あの卑怯な裏切り者、
フェルナン・モンデゴと
メルセデスの間に生まれ落ちた、
呪われし子供。
日の光の下を歩いてきたおまえは知るまいな。
罪無くして青春を奪われた男と、
孤独と飢えに倒れた老人の物語など。
すべての因果はめぐり、
呪いは今まさに成就する。

あなたが愛する人を救いたいように、
私も愛する人の力になりたい。

かつて、中世期に君臨した、
ルイ16世の妻、マリー・アントワネットは、
結婚の調印の際、書面にインクをこぼしたとか。
まるでその後押し寄せる、
不幸な運命を暗示するかのように。
この染みもしかり。
どうかお考え直しを。

大丈夫だ、ユージェニー。
辛くなったら、ピアノを弾いてほしい。
俺の大好きな、君のピアノを。

親愛なるアルベールへ
誕生日おめでとう。
君がこれを読む時は、
おそらく俺はもうそばにはいないだろう。
だからプレゼントの代わりに聞いてほしい。
アルベール、いいか、決して誰も恨むな。
俺、思うんだ。
愛する気持ちも、憎む気持ちも、
最初は人を思う気持ちから生まれたんだって。
悲しいことに、思いはときとして相手に届かず、
愛が憎しみに姿を変えることもあるだろう。
そんなときは子供のころを思い出してほしい。
傷ついても傷ついても、
まっすぐにしか愛せなかったあのころを。
どうか、生き続けてくれアルベール。
傷つくことを恐れず、まっすぐに人を愛して。
お前に出会えて、本当に幸せだった。

フランツ・デピネー

永遠にアルベールの、心とともに。

俺は、救いなどもういらない…。
例え、この身が消えてしまっても、
俺は、俺からすべてを奪い、
俺を破滅に追い込んだ、人間、すべてに、
最も残酷で、最も陰惨な罰を、与えてやる…。
死という平安すら与えない、
無限に続く苦しみを、必ず!

わかるか!
おまえが、おまえのきれいごとが
エドモンを不幸のどん底に突き落としたんだ!

伯爵が、これ以上、
関係ない人間を傷つけてまでほしいものってなんなんだよ!
母さんや!　エデさんを殺してまで
ほしいものってなんなんだよ!
人の命より大事なものってなんなんだよ!
自分をどんなに正当化したって、
人殺しは人殺しじゃないか!
伯爵も、父さんも、そうやって逃げてるだけじゃないかよ!
そうやって意地を張り合って、
自分をだまし続けてるだけじゃないか!

伯爵!
これがあなたの仰った、運命だと言うのですか!
運命とは、自らの手で切り開くものだと仰ったのは、
あなたではないですか!
あなたは、あなたの意思はどこにあるのですか!
あなたはどこに行ってしまったのですか!

叫べ、我が名を。
求めよ、我が魂。
我が名は巌窟王。
私は、いつも、お前とともにある。