12月19日のお買い得Kindleセール本
PR

『佐藤愛子』の名言│おすすめ本ランキングと名言集(九十八歳。戦いやまず日は暮れず)

スポンサーリンク
  1. 『佐藤愛子』の名言と要約がわかる。
  2. 『佐藤愛子』のおすすめ本がわかる。
  3. 名言をキッカケに本が読みたくなる。 

2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。

この記事は、『佐藤愛子』のおすすめ本を名言で紹介します。紹介する名言が、本を読むキッカケになれば嬉しいです。

ぼんぷ
ぼんぷ

サイドバー下に目次があるのでご利用ください

スポンサーリンク

名言で紹介する『佐藤愛子』のおすすめ本ランキング

『佐藤愛子』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。

佐藤愛子『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』要約にもなる名言

病院という大きな組織の中では、

病院という大きな組織の中では、
我々患者は人間ではなく患者という物として扱われる。
病院へ行くということは、
物になりきる覚悟というものが必要なのだ。

目も悪い。耳も悪い。心臓も悪い。

目も悪い。耳も悪い。心臓も悪い。
血圧は高い。膝はヘナヘナだ。
かつては飛脚の佐藤と呼ばれた私である。
大股の早足が有名だった。
それが月日を追うとヘナヘナにヨロヨロが加わって来た。

私は声が大きい。

私は声が大きい。
これだけ五体ボロ雑巾になろうとしているのに
声だけはバカでかい。それによくしゃべる。
つまり口だけ達者という
厄介なエセ元気者なのである。

べつに老人が前向きに生きなければならない

べつに老人が前向きに生きなければならない
ってことはないんじゃないの?
もっと端的にいうと、
もう前向きもヘッタクレもあるかいな。

小春日和の縁側で猫の蚤を取りながら、

小春日和の縁側で猫の蚤を取りながら、
コックリコックリ居眠りし、
ふと醒めてはまた猫をつかまえて蚤を取り、
またコックリコックリというような日を送りつつ、
死ぬ時が来るのを待つともなしに待っている、
この、待つともなしに持っている、
という境地が私の理想。

つい何日か前までははっきり憶えていた思い出が、

つい何日か前までははっきり憶えていた思い出が、
今日はアイスクリームのように溶けている。
かと思うと、忘れていた遠い情景が
ひょっこり現れて来たりする。

もはや年なんてどうだっていいのである。

もはや年なんてどうだっていいのである。
一年や二年や三年くらい、
正確でなくても誰も困りはしないのだ。
大ババアであることがわかればそれでよい。

かくして私はここに筆を置きます。

かくして私はここに筆を置きます。
見渡せば部屋は床一面の反古の山。
これからかき集めて、メモ用紙を作ります。
それで終りです。
みなさん、さようなら。ご機嫌よう。

感謝と関連記事の紹介

読んでいただきありがとうございました。このブログは、23,647コの名言を載せています。あなたが読みたい本が必ずあります。記事の最後尾にカテゴリー・タグ・紹介した作品の関連記事を載せておくので、お暇なときにお探しください。

心に残った名言をコメントTwitterInstagramのどれかで教えてくれると嬉しいです。

ぼんぷ
ぼんぷ

紹介した名言が本を読むキッカケになり、あなたの人生を変える1冊になりますように。

コメント