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茅田砂胡『デルフィニア戦記』の名言集「俺を王と呼ぶ覚悟のないものは」

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  1. 『デルフィニア戦記』の名言・名セリフがわかる。
  2. 『デルフィニア戦記』が読みたくなる。
  3. 名言をキッカケにラノベが読みたくなる。

2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。

この記事は、茅田砂胡のライトノベル
『デルフィニア戦記』が読みたくなる名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。

ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。

ぼんぷ
ぼんぷ

サイドバー下に目次があるのでご利用ください

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茅田砂胡『デルフィニア戦記』が読みたくなる名言集・名台詞

デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士〈1〉

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俺も主人を脅迫するような

「ならば結構です。
 このカーサ、友の心をないがしろにし、
 羨むばかりか嫉むような
 情けないご主人にお仕えした
 覚えはございませんからな」
バルロは大きく安堵の息を吐きながらも
少しばかりいまいましげに小さく呟いた。
「俺も主人を脅迫するような執事を
 持った覚えはないんだがな……」

人間の男の

人間の男の、所かまわずの、無節操の、
ついでに無神経は
好きになれないっていうだけだ

デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士〈2〉

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普通、王座に追われた王様っていうのは

「普通、王座奪還といえば
 家重代の至命であるはずなのだがな。

 おまえにかかっては形無しだ」
すかさず少女が言い返した。
「普通、王座に追われた王様っていうのは、
 もっと悲壮な決意で
 首都奪還に挑むものだと思うけどな。

 きみにかかってはまるで遊びごとだ」

馬鹿も石頭も鈍いのもきらいじゃないよ

「さっきのは嘘。馬鹿も石頭も鈍いの
 もきらいじゃないよ。

 りこうすぎたり切れすぎて
 自滅したりするより、よっぽどいい」

馬は人などいなくとも

馬は人などいなくとも
どうということもなかろうが、
我々は馬がいなくてはどうにもならん。
それを忘れてはこのロアでは
一日たりとも生きてはいけぬのだ

「ウォルは人間にしては、ずいぶんましなほうだ」

「黒主はおまえの友達になってくれたのか」
「そう。人間はだめだよ。
 全然話が通じないんだからな」

「俺もか?」
悪戯気を起こして尋ねると、
少女はかわいらしく首を傾げて、

「ウォルは人間にしては、ずいぶんましなほうだ」
と、言ってのけた。

ここにいる全然王様らしくない王様を

興味があるのは、
ここにいる全然王様らしくない王様を
玉座に座らせて
王冠をかぶせてみたい。
それだけだ

おまえは王様らしくないところが

ウォル。
おまえは王様らしくないところが
取り柄の王様だがな、

それも時と場合だ。
ここは国王にふさわしい態度を
要求される場面なんだぞ!

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デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士〈3〉

放浪の戦士〈3〉―デルフィニア戦記 第1部 (中公文庫)

これを腰ぬけと言わずして何と言うんだ?

「俺を臆病者と、なぜ貴様に言えるのだ!」
「しなければならないことが
 わかっているのにしようとしない。

 望みを果たす方法が
 わかっているのに実行に移さない。

 これを腰ぬけと言わずして何と言うんだ?」

「お前は復讐はいけないとは言わないのだな」

「お前は復讐はいけないとは言わないのだな」
少女は壮絶に笑った。
「そんな御託はな。
 目の前で肉親をなぶり殺しにされたことももなく、

 無実の罪で拷問されたあげくに
 殺された身内を持っているわけでもないくせに、

 武器を捨てよだの、汝の敵を愛し許せよだの、
 歯の浮くようなお題目を平気で人に押しつける
 頭のいかれた連中に言わせておけばいいんだ」

おまえには伯爵の仇を討つ権利がある。

おまえには伯爵の仇を討つ権利がある。
あの人の無念を晴らす義務がある。
ここで敵を見逃したら、
伯爵の無残な最期は、一生、

おまえの胸の中にしこりになって残る。
伯爵を殺した連中はおまえの心まで殺す。
他の誰も言わないのならおれが言ってやる。
黙って殺されたりするな。
倒すべき相手を見定めて、一人も逃すな。
そうして自分のまわりを敵の屍でうずめてから、
はじめて復讐なんて
空しいことだったと言えばいいんだ

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デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士〈4〉

正直も時によりけりだ。

正直も時によりけりだ。
世の中にはな、ついちゃいけない嘘と、
つきとおさなきゃいけない
嘘ってものがあるんだよ

自慢じゃないがな、

自慢じゃないがな、
この軍勢の中でこいつが
王様でなくてもかまわない
と言いきれるのは俺と、

たぶん、おまえだけだ

「だからどこがだ」

「そりゃあ、王様となると
 あんまりつつきまわすわけにもいかないからな。

 これで遠慮なく遊べるってもんだ」
男はおそろしく疑わしげな顔になった。
「イヴン。それではまるで、
 今までは遠慮していたように聞こえるぞ」

「してただろうが」
「どこがだ」
「傷つくな。俺は精いっぱい
 国王陛下に対して
 礼をつくしてたんだぞ」

「だからどこがだ」

俺を王と呼ぶ覚悟のないものは

俺を王と呼ぶ覚悟のないものは
今のうちにこの城から立ち去ることだ。

俺はすぐに戻ってくるぞ

他におまえたちの国王を

他におまえたちの国王を
野良犬呼ばわりするものがいるなら前へ出ろ。

二度と口をきけなくしてやる

ティレドン騎士団長のバルロちゃんは

「しかし、新参にしてはこの連中は態度がすぎます。
 従兄上に対して無礼にもなれなれしげに……」
ここでリィがのんびりと口を挟んだ。
「ぼくは、そっちのほうがよっぽど
 態度が大きいと思うけどな」

「なんだと?」
少女はいたずらっぽく、歌うように言った。
「だって、ティレドン騎士団長のバルロちゃんは、
 いったい誰のおかげで、

 友達殺しにも従兄殺しにもならずにすんだのかな?」

国は生き物だ。

国は生き物だ。
それも個人の手には負えない巨大な生き物だぞ。

国王であろうと、
その首に鎖をつけて操ることなどできはしない。

できるのはその進路に
多少の修正を加えることくらいだ

戦士の魂を忘れないでいる限り

おまえがおまえである限り、
戦士の魂を忘れないでいる限り、
おまえが国王だ

サヴォア公爵家の統領である若君を そのように短慮な、もとい軽率な、 もとい独断的いえ単細胞な

「まことに、お詫びのしようもございません。
 主人の不始末はこの爺の不始末でございます。
 サヴォア公爵家の統領である若君を
 そのように短慮な、
もとい軽率な、
 もとい独断的いえ単細胞なご性格にお育てした

 このわたしがすべて悪いのでございます」
「とんでもない。カーサが
 お目付役としてついていてくれたからこそ、

 この単細胞も多少の知恵を発揮して
 左肩だけですませてくれたようなものではないか。
 おまえには心から感謝している」
「いいかげんにしろ! 二人とも!」

デルフィニア王女、 グリンディエタ・ラーデン。

デルフィニア王女、
グリンディエタ・ラーデン。
いい響きではないか

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感謝と関連記事の紹介

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ぼんぷ
ぼんぷ

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