- 『戦闘城塞マスラヲ』の名言・名セリフがわかる。
- 『戦闘城塞マスラヲ』が読みたくなる。
- 名言をキッカケにラノベが読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、林トモアキのライトノベル、
『戦闘城塞マスラヲ』が読みたくなる名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
いわゆる勘違いモノの名作なので、オーバーロードが好きな方はおすすめ。
なのですが、この記事は未読の方には推奨できないラストの名場面を紹介しています。未読の方は別の記事をお読みください。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。
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林トモアキ『戦闘城塞マスラヲ』が読みたくなる名言集・名台詞
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戦闘城塞マスラヲ Vol5:「川村ヒデオの帰還」
何一つ、偶然なんかじゃない。 ああ、偶然なんかじゃない。
……へぇ。世界の破滅って聞いて、
怖さのあまりこの青海を救う勇者にでもなっちゃったわけ?
ただの負け犬、ヒキコモリの、社会のクズが……
だから。まだそんなことを言ってるのか、って
そう言ったヒデオの嘲笑に、レナが小さく息を呑んだ。
演技が完璧すぎてわからなかったか?
本当になんの力もないただのヒキコモリが、
電子の精霊と偶然出会ったと思っているのか?
それで偶然、初戦で優勝候補の
ブラッドフィールドを倒したと思っているのか?
偶然そのまま優勝候補の座を保ったまま
勝ち続けたと思っているのか?
クロスフラッグスの大舞台で、
偶然アーチェスだけを巻き込んで聖魔王に敗れ…
偶然、お前たちが地獄と呼んだあの場所から、
こうやって五体満足に生きて帰ってきたと思っているのか?
なんの取り柄もない、ただのヒキコモリが
つ……
違うだろ、霧島。
お前たちの計画の核心であるあの場所へ、
まず真っ先に事情を知る大佐を送り込んだ。
そしてお前たちのお眼鏡に適い、
かつ絶対に生還できる者たちだけを俺が取捨選択し、
倒し続けた。
勝負の名を借り、
脱出の糸口として第四鉱区のクレーターを破砕し、
そしてお前たちが計画していた最後の一枠に……
脱出の手引きをするために俺が収まった。
何一つ、偶然なんかじゃない。
ああ、偶然なんかじゃない。
いつだって、ヒキコモリなりに
そのときできる精一杯をこなしてきた。
あの日、あのアパートから彼女が連れ出してくれた。
…そして。俺が彼女を、この舞台へと連れてきた
さあ。そろそろ、姿を見せてやれ。
イエス。マイ・マスター
無能力が異能力者に勝利していく、
という設定だけ聞くとよくある話なのですが、
本当の意味で無能力主人公というのは珍しいのではないでしょうか。
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21世紀を願う神になれ、ウィル子。
マスター、何を考えているのですか!?
そんなの……そんなの他の人たちに
任せればいいのではありませんかっ!
マスターはもう充分に戦ったのではないですか!
……ウィル子わかったことが、一つだけあったんだ。
僕は、これが自分の物語だと思っていた。
でも、たぶん違った。
僕という視点から見ていたから、
そう錯覚しただけで……これは、君の物語なんだって。
僕はきっと……君という神話の始まりを、見ていた。
どうでもいいです! 神話なんて!
神なんて! ウィル子は!
マスターさえ無事なら、それでっ……!
君が言ったことだ、ウィル子。
僕は君に捧げられた生贄だ。
なに、たった二か月ばかりの付き合いだ……そう気にするほどの
一生ですッ!!
ウィル子がこの世界に生まれ出てからの一生ですっ!!
あなたが連れ出してくれました!
確かにあなたは多くを語ってはくれませんでした!
でもウィル子はずっとあなたを見てきたのです!
あなたの生き方を見てきました!
あなたの生き方が、
何も知らなかった私をいい方へいい方へ導いて!
それから、それからっ……!
……大丈夫。それでも、二か月だ。
君はこれから、長く生きる
マスター!
君も騙されていたんだ。
ウイルス入りのパソコンなんて、
誰も好き好んで拾いはしない
マスター……嘘です……そんなの、嘘……。
やっと地上へ帰って来れたって喜んでいたではありませんか!
やっと自分に戻れたって喜んでいたのではないですか!!
……君が決めた名前だろ。
21世紀を願う神になれ、ウィル子。
僕は、そのための贄になる……!
林トモアキ作品の風呂敷の広げ方と収束具合は異常。
どちゃくそカッコイイ。
神になれ、ウィル子。 君の手で、僕という枷を喰い破れ。
出会わなければ良かった。
あの日出会わなければ良かった。
せっかく地上へ出られたのに。
そうして元の自分に帰れたと、ただいまと喜んでいたのに。
私は結局、そんな彼を食べるだけのウイルスだった。
加護も与えず食い尽くすだけの悪霊だった。
彼からもらったたくさんの恩の、何一つ返していないのに。
私なんて生まれてこなければ良かったのに。
なのに自分の中を過ぎゆく彼が、こう語りかけるのだ。
神になれ、ウィル子。
君の手で、僕という枷を喰い破れ。
YES……!
さあ、見せてやろう。
大会には敗れても、
僕たちこそが最高のパートナーだったことを見せてやろう。
YES、マスター……!
何が最古にして最強の神だ。
最新最高の神の力を見せてやれ。
あの日、僕たちが出会えたことは、
何にも勝る奇跡だったと教えてやれ。
YES、マイ・マスター!!
そうだ。それでいい。
さようならウィル子!
本当に……ありがとう!!
感謝と関連記事の紹介
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