三条陸・稲田浩司『冒険王ビィト』の名言集

じゃあ、ゼノンたちは
金が目当てで戦ってるのか?
魔物(モンスター)を殺して自慢したいのかよ?
違うだろ!里の人とか…
世界中の困ってる人たちのためにがんばってんだ!!

…それはそうだが…

知らないのか?
それを正義っていうんだ!!

ボアラ… 自分以外の人たちの
暮らしも守れるバスターなら…
ちゃんといただろ?
ほら このテーブルに……
いつも5人で腰かけてたじゃねーか

…ゼノン…戦士団…!!

だからおれは正義を信じられるんだ…
理屈じゃなくああなりたい!

…そう…悪くないわ… こんな気持ち…
ビィト…私ね あなたの側にいるだけで…
きっと正義を信じていける…!!

…魔人(ヴァンデル)は
どいつもずるがしこい奴ばっかだけど…
おまえはとびっきりずりィ奴だなっ…!!

なんとかったっておまえ…
相手は”惨劇の王者”なんじゃぞっ!!

心配すんなって
おれだって”暗黒の世紀を終わらす男”だぜ!!

…ここで…ここで一度逃げてしまったら…
たぶん その後もあいつを
見かける度にこそこそしちまう…
「…まだLVが足りねぇ」「まだ自信がねぇ」
「次に…」「次に…」って…
そんな気がしたんだ…
そんな男に… なりたくなかった…!

…くくくっ…これだ…!
こういう奴が出てくるから闘いは やめられん…!
「星」よりも…「魔札」よりも…!
オレの心を熱くかきたてるもの…!!
それは…やはり「闘い」なのだ!!

…「節度」!
私の非常に好きな言葉だ
知的な者とそうでない者を分ける
境界線と言ってもいい……
功を求めるのは良い事だが
節度のない者は私の配下にはいて欲しくない
わかるかね ベンチュラくん…?

魔人(ヴァンデル)だぜ …オレは
人間を殺す理由なんて考えた事ぁねぇ……!
…それとも…
殺す前に理由を言ってくれなきゃイヤなのか?
坊主…!

甘ぇよ坊主…!
魔人に人間がむごたらしく殺されるなんてのはな……
この暗黒の世紀じゃ当たり前の話だぜ!!!

…当たり前でいいわけないだろ!!!

ビィトは何の保証も見返りも無くったって
あんたとの約束を守り続けてる
今でも”暗黒の世紀”を終わらせようと
本気で考えて行動してるわ!!
そんなあいつさえ信じられなくなったっていうの!!?
…だったらあんたは敵よ…
私たちの敵だわッ!!

あの日…私は生まれ変わった!　
グリニデ様が私の身体に刻みつけてくれたのだ!
力こそ全て!
理由抜きに他を服従させうるもの…
それは力以外にないのだと!!

……ビィト!
最後の最後になったけど
あの時の約束を果たすよ
今 この一瞬だけ…!
なりたかった自分になってみる!!

…おれが もし超人に見えるとしたら…
それはたぶん… 3年前のあの日のせいだ
心の底から憧れてた兄貴分たちが
自分のせいで目の前で倒されて…
悔しくて…無力で…!
ポアラの膝でみっともなくボロボロ泣いたっけ…
あの日の涙がおれを強くしたんだ きっと…!

非力で!　何もできねぇ!!
価値のねぇゴミ!!　それが人間だ!!!
そんな連中でもオレたちの点取りゲームの
駒にしてもらえるんだッ!!
感謝して殺されろよッ!!!
それともなにか!!?
あっさり死ぬ事もできねぇほど
役立たずだってのかよォォッ…!!!

この方がマシだ… 上級な魔人
(ヴァンデル)の最期としてはね
“血塗られた獣”のままで死んでいくのに比べれば
多少は知的でクールだろうからな…!
…そう… それほど私はこの自分の真の姿が嫌だった
野蛮で!粗暴で!暴れ狂う事しかできない…まさに魔人の典型…!
私の一番嫌いな者…それは”自分”だったのだ…
ゴールを目前にして…
君らのような若造に倒された事は素直に悔しいが…
「よくぞ倒してくれた」…
そんな気にもなる
かすかにだが ね…

奇跡も これだけの数を積み重ねれば
それは まぎれもない実力…!
…驚異の逸材だ…!

…ある魔人(ヴァンデル)が言った…
ぼくは人生を多くの魔人に左右されると
思えば その運命は
あなたが火種を投じたのかもしれない…
だから… あなたは避けてはいけない相手だったんだ…
ぼくを殺さないかぎり…
ビィトには手を出せないと思って下さい…!!