- 『西加奈子』の名言がわかる。
- 『西加奈子』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『西加奈子』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。
サイドバー下に目次があるのでご利用ください
名言で紹介する『西加奈子』のおすすめ本ランキング
『西加奈子』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
西加奈子『i(アイ)』の名言集
孤独の代わりに訪れたのは、疎外感だった。
孤独の代わりに訪れたのは、疎外感だった。
あらゆる個性の中でひとりであることと、
限りなく同じ人間たちの中で、
自分が圧倒的に異質であることは違った。
何かに没頭出来る時間が
何かに没頭出来る時間が、アイは好きだった。
そこには自分などなく、
ただ何かを学ぶという大いなる波があるだけだった。
そしてその波に、
身をゆだねればよかった。
人がどうでもいいと言うときは、
人がどうでもいいと言うときは、
どうでもよくないときだと、
経験から知っていた。
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西加奈子『夜が明ける』の名言集
負けるなよ。今君はとても辛い状況にある。
負けるなよ。今君はとても辛い状況にある。
でも辛いのは君だけじゃないんだ。
わかるね。絶対に負けちゃだめだ。
恨んだら負けなんだ。
恨んだら負けなんだ。
世界を恨んだら負け。
負けるのは悔しい。
もともと不公平なのに、
その上に負け確定なんて、
やってられない。
どうしていつも、
優しさをもらう側でいないといけないの?
クラスメイトが優しいことを、
クラスメイトが優しいことを、
私だって素直に信じたいよ。
誰にも馬鹿になんてされてない
、世界は優しいって、そう信じたいよ。
でも、そもそもそう感じる心を
与えてもらえる環境じゃなかったんだよ。
助けてもらうことは、
助けてもらうことは、
もちろん負けじゃなくて、
得でも損でもなくて、当然のことだから。
男だからとか、我慢しなきゃとか
男だからとか、我慢しなきゃとか、
泣き言言うのは格好悪いとか、
そんなこと、金輪際捨てちゃってください。
先輩は十分、もう、
本当に十分、頑張ってるんです。
これ以上できないくらい、頑張ってるんです。
苦しかったら、助けを求めろ。
苦しかったら、助けを求めろ。
伝えられた、ああ、良かった。
ね、先輩。私言いましたからね?
忘れないでくださいね?
駄目押しで。
苦しかったら、助けを求めろ。
西加奈子『白いしるし』の名言集
会いたい。
会いたい。
そのシンプルな欲求に抗うことができる人は、
世界にどれほどいるのか。
それだけ、恋は圧倒的なものなのだ。
それはもしかしたら
心をさらう作品に触れたときと同じなのかもしれない。
理由がない、まったく。
ただただ、触れたいと思うだけだ。
それだけ、恋は圧倒的なものなのだ。
恋愛を繰り返すと人間は強くなる、
恋愛を繰り返すと人間は強くなる、
などと言うが、そうだろうか。
むしろ脆く、修復のきかないものになるのではないか。
失恋した同胞をなぐさめることに長けてゆくだけだ。
彼の腕を折ろうとした私だったが、
彼の腕を折ろうとした私だったが、
彼に腕を折ってもらったほうが
いつまでも彼を感じていられたのに、と思った。
折れた腕を慈しみながら、
彼がそこにいたのだという徴を、
体に焼き付けられたのに。
私たちの恋は富士山のような立派なものではなく、
私たちの恋は富士山のような立派なものではなく、
誰にも振り返られることのない、
ちっぽけな、ただの恋だった。
彼の匂い、彼の影、気配。
彼の匂い、彼の影、気配。
それらすべてを自分のものにして、
彼そのものになりたかった。
彼は私の光だった。
たった数ヶ月しかいなくても、
一生消すことのできない、私の光だった。
西加奈子『まにまに』 が読みたくなる名言
会話の練習をするということは、
会話の練習をするということは、
どこかで緊張を覚えているということを含め、
やはり人と会うことをハレ、
イベントとして考えているからだろう。
やはり旅行はいい。
やはり旅行はいい。
自分が何ものでもないことが、分かるのがいい。
自分が損をすれば、
自分が損をすれば、
そのことばかり考える。
なくしたもののことばかりに想いを馳せ、
残ったものへの感謝の気持ちを、
簡単に手放してしまう。
西加奈子『きりこについて』 が読みたくなる名言
人間の男のそんなこだわりは
男の子の、
「自分より能力のある女性を避けたがる」
傾向は、多分にある。
人間の男のそんなこだわりは、
猫にとっては、
干からびたミミズの死骸を玩ぶことより、
つまらない。
きりこは、きりことして生まれて、
きりこは、きりことして生まれて、
好きな服を着て、自分のことが、
自分の体が、顔が、大好きだった。
誰がそれを、そのことを、
間違ってる、おかしいと、
言うことが出来るのだろうか。
自分のしたいことを、
自分のしたいことを、
叶えてあげるんは、
自分しかおらんと思うから。
自分以上に、自分の体を愛し、
自分以上に、自分の体を愛し、
慈しんでくれる相手がいるというのは、
もっと幸せなことであると、知った。
西加奈子『おまじない』 が読みたくなる名言
その人が間違っていないとき、
その人が間違っていないとき、
ただ性格が合わないだけとか、
その人の役割的にそうせざるを
得ないんだなあとわかるときは、
その人の望む自分でいる努力をするんです。
自分が弱い人間なんだ
自分が弱い人間なんだ
ってはっきり自覚したら、
ぼく、強がっていたときよりなんていうか、
生きやすくなったんです。
意味はなんでもええのや、
意味はなんでもええのや、
おまじないなんやから。
自分が幸せになる解釈をしたらええのや。
お前はその容姿やなら、
お前はその容姿やなら、
その血やからお前でおるわけやないねん。
お前がお前やと思うお前が、
そのお前だけが、お前やねん。
弱い自分を認めることは怖いけど、
弱い自分を認めることは怖いけど、
そうしないと
自分を好きになれないと思うので。
読んでいただきありがとうございました。このブログは、23,647コの名言を載せています。あなたが読みたい本が必ずあります。記事の最後尾にカテゴリー・タグ・紹介した作品の関連記事を載せておくので、お暇なときにお探しください。
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