『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』の要約にもなる名言

現在、イギリスでは約20人に1人が
最低賃金で生活している。
多くの人にとって、
やりがいのある安定した仕事を得るということが、
アカデミー賞やバロンドールを獲得することほどむずかしくなっている。

進歩の車輪をまわす車軸に潤滑油を塗るのは、
貧乏人の仕事と相場が決まっている。
車輪の上の快適な場所に坐る者たちは、
下で行われていることに注意を払いはしない。

アマゾンの仕事では、
家を買ったり、家族を養ったりはできない。
不安定な仕事さ。
ゼロ時間契約の仕事で住宅ローンを組めるだろうか?
そんな仕事を続けて何ができる?

従業員の91%がアマゾンで働くことを
友人に勧めたいと思っていない。
89%が自分は利用されていると感じている。
71%が1日に16キロ以上歩いたと証言。

ぼくは、ウーバーが与えてくれるという
フレキシブルな働き方を求めていました。
でも働きはじめてすぐ、
それが不正に組み込まれたシステムなのだ
と気づくようになりました。つまり、
働き手がひどく搾取されている
という現実がわかったんです。

安い仕事だからだよ。
残念なことではあるけど、
低賃金の仕事をしていると、
まわりから見下される。
誰もこちらに敬意を払おうとしない。

金のある人間と、金のない人間との相違は、
簡単に言えばこういうことなんだ。
一方は「一生をどう暮らしていこうか」と考える。
もう一方は「どうやって命を保っていこうか」と考える。

大切なのは食べ物があるかどうかじゃなくて、
やりたいことをするための
お金があるかどうかってことさ……
あたしは何をしたくたってお金がないからね。