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米澤穂信『王とサーカス』の名言集「悲劇を消費しているのだと考えたことはないか?」

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この記事は、米澤穂信の小説
『王とサーカス』の名言を紹介します。

ネタバレがあるかもしれません。
ネタバレを気にしないという方は、
このままお読みください。

紹介した名言が、
人生を変える言葉であることを
願っています。

これだけ読めば見逃さない!
Kindleセール情報まとめ記事

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米澤穂信『王とサーカス』の名言集

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子供と歩けば子供の街

子供と歩けば子供の街、坊主と歩けば坊主の街さ。
どこでもそうじゃないのか

取材の基本は4W1Hにある。

取材の基本は4W1Hにある。
いつ、どこで、誰が、何を、どうやって。
「なぜ」は最初の段階では考えない。それは予断になる。

「占い師? 王様は占いを信じていたの?」

「占い師? 王様は占いを信じていたの?」
「当たり前だろ。占いは王さまこそ信じるに決まってる」

話を聞かせてもらうことでお金を払ったりはしないの。

話を聞かせてもらうことでお金を払ったりはしないの。
でないと、お金目当てで話を大袈裟にする人がいるから。

ただカメラを持ってここにいたというだけで

お前が私の話を聞いてそれを書くというのなら、
日本人がネパール王室に、
この国そのものに持つイメージを
一人で決定づける立場にいることになる。

なんの資格もなく、なんの選抜も受けず、
ただカメラを持ってここにいたというだけで

確かに信念を持つ者は美しい。

確かに信念を持つ者は美しい。
信じた道に殉じる者の生き方は凄みを帯びる。
だが泥棒には泥棒の信念が、
詐欺師には詐欺師の信念がある。
信念を持つことと
それが正しいことの間には関係がない

自分に降りかかることのない惨劇は、

自分に降りかかることのない惨劇は、
この上もなく刺激的な娯楽だ。
意表を衝くようなものであれば、なお申し分ない。

悲劇を消費しているのだと考えたことはないか?

だがそれは本当に悲しんでいるのではなく、
悲劇を消費しているのだと考えたことはないか?
飽きられる前に次の悲劇を供給しなければならないと考えたことは?

写真は、第一報は、それ自体だけで解釈されてしまう。

写真は、第一報は、それ自体だけで解釈されてしまう。
いまわたしが戻って鎮圧の様子を撮れば、
その写真はわたしの意思を離れて、
残酷さを鑑賞するものに成り果てる。

わたしは智は尊いと考えてきた。

わたしは智は尊いと考えてきた。
言葉を一つ補うべきだ。
わたしは、わたしにとって、智は尊いと考えている。
他人もそう考えていることを期待してはならなかったのだ

無償で叱ってくれるのは家族か学校の先生ぐらいのものだ。

こちらに考え違いがあった時、
無償で叱ってくれるのは家族か学校の先生ぐらいのものだ。
それ以外の人間はほとんどの場合、
ただ怒りをぶつけてくるか、
何も言わずに以降の関係を断つかに留まる

誇り高い言葉を口にしながら、 手はいくらでもそれを裏切れる。

軍人も密売人になれる。密売人も誇りを持てる。
誇り高い言葉を口にしながら、手はいくらでもそれを裏切れる。
ずっと手を汚してきた男が、
譲れない一点では驚くほど清廉になる

「安全第一」が報道の原則なら、

「安全第一」が報道の原則なら、
「悲劇は数字になる」は報道の常識だ。

「ハゲワシと少女」は、 ジャーナリズムに根本的な問いを突きつけた。

「ハゲワシと少女」は、
ジャーナリズムに根本的な問いを突きつけた。
この世の悲惨を伝えられるということは、
その場に立ち会っていたということだ。
なぜ助けなかったのだ。
お前は何をしていたのだ。

真実に迫ることを至上の目的としつつ、

真実に迫ることを至上の目的としつつ、
しかし何が真実だったかを判断するのは記者の分を超える。
強いて言えば、それを決めるのは裁判所だ。

何を書くか決めることは、

何を書くか決めることは、
何を書かないのかを決めることでもある。

自分は中立だと主張する時、記者は罠に落ちる。

自分は中立だと主張する時、記者は罠に落ちる。
記者に限らないが中立や平等、公平などは言葉では存在するが、
実際はほとんど不可能なこと。

尊さは脆く、

どうぞ心なさい。
尊さは脆く、地獄は近い。

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