『為末大』の名言集：おすすめ本がわかる名言(諦める力)

陸上や水泳などのスポーツの場合、
結果が数字として明確に突きつけられる。
自分の実力を把握するのは容易なこと。

全力で試してみた経験が少ない人は、
自分ができる範囲について体感値がない。
ありえない目標を掲げて自身を失ったり、
低すぎる目標ばかりを立てて
成長できなかったりしがち。

自分をほかの誰とも比べることなく、
オンリーワンなどと言っているのは、
単なる自己満足にすぎない。
そもそも自分の特徴が何であるのかすら、
他人との比較がなければわからない。

まずは自分はこの程度と見極めることから始め、
自分は何にでもなれるという考えから卒業すること。
そこから何かになる第一歩を踏み出せるのではないか。

好きなことで生きられるほどの
突出した才能がある人は少数です。
そうでない大多数の人間にとって大事なのは、
好きなことをやるというより
世の中に求められることをやるということ。

勝てる可能性が限りなく低いところで頑張り続けるよりも、
少しでも可能性が高いところで
勝負することを考えたらどうだろう。

本当に自信のある人は他者への依存心が薄い。
人の目に自信過剰と映る人は、
自信のないことの裏返し。

あるべき自分をあまりにも高く設定しすぎると、
本当の自分を許せなくなってしまう。
また、ありたい自分を前面に出していると、
本当の自分を出したときに人をがっかりさせてしまう。

自分でないものにまでなろうとして
人生を浪費するのはやめて、
今を一生懸命やろう。

成長したくない人の自由もある。
自分はこの程度でいいやと思う人もいるでしょう。
成長することは誰にとっても幸せなことで、
ゼロを1にすることはつねに善、とは言い切れない。

後悔というのは
自分に対する後出しジャンケン。

自分の今いる場所が不安定であると思っていることが、
結果としては安定につながる。

僕がつねづね思うのは、
息を吸うようにやれることこそが、
その人の才能〟だということ。
なれないものになろうとするよりも、
まずは自分自身の才能や、
得意分野を見つけてみよう。

大切なのは褒められることや
評価されることを目的にしないことだ。
世間の評価に自分の居場所を見出してしまうと、
人は空気を読みすぎて、自分自身を見失っていく。

夢中でやっていることは、
誰かからプッシュされることもなく、
自分自身で没頭し、
どんどん深いところまで潜っていくことができる。
反対に努力してやっていることは
夢中なことと比べて、
あまり深い地点までは到達できない。

努力は夢中に勝てないのだ。

向き不向きの判断を、
急ぎすぎていることはないだろうか。
少しやっただけで向いていないと決めつけるのではなく
慣れていないだけと考えて、
チャレンジしてみよう。

キャラを保っていくために、無理をする。
それってとても疲れることだ。
そんなことにならないためにも
こまめにがっかりさせることをすすめたい。
このキャラを期待されてるなと感じたら、
あえて期待を裏切る言動をしてみる。

売れていない本を読む。
ベストセラーばかり追い掛けていては、
決して出合えなかった本の数々が、
僕の思考の幅を広げてくれている。

人生の選択肢は無数にあるというけれど、
選べるカードの枚数や種類は、人によって違う。
僕たちにできるのは、選べるカードの中から、
最良のカードを選び取っていくことだけ。