『平井正修』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

目覚まし時計が鳴ったら、パッと起きる。
パッと起きないと、どんどん起きるのがつらくなります。
目覚ましが鳴った、あと五分、あと三分、寒い、眠い
──いろいろなことを考え出すと、
どんどん起きるのが億劫になっていきます。

私たちの日常では、さまざまなことが同時進行しています。
しかしせめて食事の時間は、
まるで坐禅を組むときのように、
目の前の食事に集中し、
何も考えずに、ただ食べる。

手洗いから出るときに、
自分のスリッパを揃えるのはあたりまえ。
他の人が使ったスリッパが斜めになっていたら、
何とも思わず直しなさい。
他人のスリッパが曲がっているのを、
そのままにしておけるのは、
あなたの心が曲がっているからです。

昼休みには、意識してリセットする。
昼休みの時間は私の時間だと強く意識することです。
そうすれば必然的に、それ以外の時間は
公になります。

人はどうしても、何かをすることに意味をつけたがります。
こうしたらこうなる
これはだれのためにやると。
しかし、時には行動の意味すら捨てて、
ただ没頭することも大切です。
それが心のクリーニングになります。

理屈ばっかりで生きているから、
つらくなるのです。
時には無になる時間をつくり、
直観に頼ることで、
両方のバランスを取ったら
生きやすくなるのに、と思うのです。

案外、その不快はたいしたことではないんじゃないか、
それだけのことなんじゃないか。
そう考えるだけでも、
楽に生きるヒントになるのではないでしょうか。