プロゴルファー『松山英樹』の名言集：おすすめ本がわかる名言

小さい頃の憧れの存在が、目の前にいる。
そんな状況は、いつ、どの世界の人も胸を震わせるはずだ。
タイガー・ウッズとのプレーは、
感慨もひとしおだった。

仮に優勝争いをしている相手がタイガーとなったら、
そのときは本気で挑戦するし、
必要以上にリスペクトしすぎることもないだろう。
ただし、そうでないときは一人のファンの目線になる。

トップを目指すのは、ゴルファーとして自然なことだ。
だから、僕はプロになる前からいつも
時間がないと焦りながら、毎日を過ごしてきた。

ゴルフがうまくなる方法は何ですか。
そう聞かれて、答えを一つ挙げるならば、
自分自身を知ること
そう僕は言うだろう。
良い選手、好調なゴルファーほど、
自分の状態や動きをよく知っている。

誰にでもミスはある。今週は怒らない。
自分にも、周りにも寛容になろう。
俺はいつも自分にも、
他人にも厳しくやってきた。
だから、せめて今週だけは。

この状況から逆転負けしたら、
僕自身はメジャーはおろか、
もうどんな試合にも一生勝てなくなる気がした。
負けていいわけがない。
勝たなくてはいけない。

鳴り止まない拍手のなかで、
自分の名前がたくさんの人に叫ばれていた。
顔を濡らす涙と汗を、
腕で一生懸命に吹きながら、
スコア提出所までの道を歩く。
背負っていた何かが、
オーガスタの芝に落ちていくようだった。