『アントイ』の名言集│おすすめ本ランキングと名言集(なかなかな今日)

傷ついてつらい一日は必ずある。
毎年、新年がくるたびに祈っても、
人間に生まれた以上、365日無事に、
平穏に過ごすことはできないのだから。

悲しみに浸っているということは、
自らをかわいがり、
優しくケアしている証拠だということを、
深刻に病んだことのない人は知らない。

荒々しい波が引いたあとには
水気をいっぱい含んだ砂粒が輝くように、
悲しみを抱えていた人は美しい。
悲しまない、そして悲しむことができない人より
むしろ強く、大胆で、そのうえ勇敢だ。

そういうこともありますよ
という言葉を、自分自身にたくさん言ってあげたらいい。
生きていればこんなことも、あんなことも、
ごたごた起きるものだから。

なりたい。
背すじをピンと伸ばして、
堂々と自分の道を歩める人に。
たとえ揺らいでも、砕けない、
崩れない柔軟性のある人に。手に余っても、
周りの人を顧みることができる、余裕のある人に。

まだ表に現れないからと言って、焦るのはやめよう。
深いところで潜在能力がすくすく育っているんだから。

エネルギーがあり余り、
自分の面倒を見なくてもよかった、
キラキラした日々は拍手で見送り、
栄養価の高い食べ物と整った身だしなみで
自分をケアしてあげないといけない。

自分を責めるときはバットじゃなく、羽で叩いて。
自分に腹が立ったり、恥ずかしい気持ちになっても、
ハンマーや斧ではなく、羽で叩こう。
そして遠く、高く考えよう。

息を深く吸い込んで、幸せたっぷりのお茶を一服して、
優しいまなざしで周りを見れたなら、
それは本当に、なかなかな人生なのです。