『松浦弥太郎』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

基本的に人というのは孤独だと思っているし、
独りぼっちであるというのは
生きていくための条件であると考えていますが、
それでも味方がいるということは、
とても心強いもの。

友人というのは、いちばん大切にしたい味方です。
何も持っていなくても、何もできなくても、
心の通じ合った友人がいれば、
なんとか生きていける。

自分が本来持っている、習慣やものの考え方、
資質や性格も、人生のあらゆる局面であなたを助け、
仕事においても頼りになる
内側の味方として力を貸してくれるはず。

自分にとって必要なときは愛想がよく、
相手からの問いかけや投げかけには愛想が悪いのは、
自分勝手もはなはだしい。
それでは誰も味方になってはくれません。

人は楽しそうにしている人のところに集まるものです。
楽しんでいる人のことが気になるものです。
なぜなら、自分もそれに影響されたいから。

コツコツとただひたすら続けているという姿は、
なにかしらの感動に値する。
敵ができたとき、あなたが敵に対してとるべき態度は、
ただ淡々と自分がなすべきことを
真剣に続けていくということ。

自分がしたいものとか
自分が持っているものが100あるとしたら、
99%までは自分のためでいい、
けれども1%だけは人のために残しておこうよ。

この世の中にたった一人で立ちつくしているような、
たまらない孤独感におそわれることがあります。
その理由ははっきりしていて、
孤独であることが大人の条件だからです。

プライドとは言うならば、
心に秘めたお守りです。
誰にも見せず、そっとしまってあるけれど、
たしかにそこにあって
自分を自分でいさせてくれるものです。

優秀でいいところだらけで完璧というのは、
つるんと手がかりがない壁のようなもので、
愛着がわかなかったりします。
人でもモノでも、少しでこぼこしていたほうが
愛せるのではないでしょうか。

無駄に思えることは、心の引き出しにしまい、
貯金しておきましょう。
忘れた頃に取り出すと、
得がたい宝物に変わっていることは珍しくありません。

つらくてくたびれても、
一度掘り続けた穴を一途に掘り続けましょう。
その姿は必ず誰かが見てくれています。
掘り続けた先に宝物が眠っていてもいなくても、
掘り続けた一途さは、
決して無意味ではありません。

苦しいこと、つらいこと、
不安なこと、せつないこと、
思うようにいかないこと。
こうした困難を乗り越えていくのが、
おもしろい人生ではないでしょうか。

無駄使いという、
失敗の貯金もあるんです。
通帳はないけれど。

個性を大切にして、自分らしくありたい
という思いは美しい呪縛みたいなもので、
必要以上に人を力ませる。
力むことと、一生懸命になることは違います。

読んだ人が忘れられないのは
心で書かれた文章であり、
うまい下手とは関係がない。

自意識をすてて精一杯やったとき
他人があなたらしいと言ってくれるもの、
それが本当の自分らしさだと思うのです。
そうであれば自分が思う
自分らしさは邪魔者にすぎない。

教えてあげて、感謝されたい。
こんなことを伝えて、すごいと思われたい。
それはこちらの目線ばかりが高くて
独りよがりなものです。

目標を立てて行動し、実現することで
誰かを幸せにしようというのが心の働き。
日々の中で気づいたことを掬い上げ、工夫し、
もっと良くすることで
誰かを幸せにしようとするのが
心づかいです。

成功の反対は、
失敗ではなく
何もしないこと。

自分で選んだ種を、自分で蒔いて、水をあげて、
栄養もあげて、大切に育てていく。
それではじめて花が咲く。
しあわせとはそういうものだと僕は思っています。

自分のパートナーに素敵になってほしいのなら、
まずは自分が相手にとって
素敵なパートナーになること。

学ぶとは、自分にしかできないこと。
代理の誰かに学んでもらうこともできないし、
手抜きも難しく、抜け道もない。
だからこそ多くを得ることができる。

喜びや楽しみは誰かから与えられるものではなく、
自らの体で見つけていくものだと気づき、
自分さえその気になれば、
しあわせはそこら中に隠れているのだ
ということにハッとした。

何か辛いことが自分に起きたとき、
かわいそうな被害者になるのか、
それとも必要な試練だったと
ありがたく思う勇気ある者になるか、
自分で決める自由と意志の力を持つ。
しあわせになれるかは、
この選択ができるかどうかに尽きる気がしてなりません。