- 『寺地はるな』の名言がわかる。
- 『寺地はるな』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『寺地はるな』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。
サイドバー下に目次があるのでご利用ください
- 名言で紹介する『寺地はるな』のおすすめ本ランキング
- 寺地はるな『大人は泣かないと思っていた』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『夜が暗いとはかぎらない』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『今日のハチミツ、あしたの私』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『ガラスの海を渡る舟』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『川のほとりに立つ者は』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『やわらかい砂のうえ』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『正しい愛と理想の息子』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『水を縫う』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『雨夜の星たち』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『ビオレタ』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『カレーの時間』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『白ゆき紅ばら』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『架空の犬と嘘をつく猫』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『彼女が天使でなくなる日』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『わたしの良い子』が読みたくなる名言
- 寺地はるな『声の在りか』 が読みたくなる名言
- 寺地はるな『わたしたちに翼はいらない』が読みたくなる名言
- 感謝と関連記事の紹介
名言で紹介する『寺地はるな』のおすすめ本ランキング
『寺地はるな』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
寺地はるな『大人は泣かないと思っていた』 が読みたくなる名言
子どもの頃、大人は泣かないと思っていた。
子どもの頃、大人は泣かないと思っていた。
そんなふうに思えるほど、
子どもだった。
昔のことにたいして罪悪感を抱えるんじゃなくて、
昔のことにたいして罪悪感を抱えるんじゃなくて、
そうしてまで選びとったものを
大切にして生きてくれるほうがいい、
そのほうがずっといい。
ひとがひとりいなくなるということは、
ひとがひとりいなくなるということは、
一つの物語が消滅するということだ。
寺地はるな『夜が暗いとはかぎらない』 が読みたくなる名言
朝という言葉は大抵は良い意味で使われる。
朝という言葉は大抵は良い意味で使われる。
だけど朝が明るいとは限らない。
それでも私たちは今日のこの一日を
なんとか乗り切らなければならないのだもの。
生きてる自分を大事にするのが
生きてる自分を大事にするのが
死んだ人間へのいちばんの供養やと思ってる。
私たちの「好き」はわたしたちのものです。
私たちの「好き」はわたしたちのものです。
世間にすでに存在するパターンに
当てはまらないからって、
ほんとに人を好きになったことがないなんて
決めつけられたくない
「この人はこういう人」
「この人はこういう人」
と簡単に色分けできる
と思いこんでいた私たちは
世間知らずで、傲慢だった。
他人の期待に応えるために
他人の期待に応えるために
生まれてきたわけやない。
他人に渡したらあかん。
死んだ人間は、
死んだ人間は、
小さいかけらになり散らばって、
たくさんの人間に吸収され、
生きている人間の一部になる。
昔は人の心が読めたらいいなと思ってました。
昔は人の心が読めたらいいなと思ってました。
だけど今は、そんな風に思わないですね。
人の心なんて読めたら絶対に疲れます、
喋ってくれることだけで十分ですよ。
心の中まで手に負えないです。
以前は俺以外のすべての人は
以前は俺以外のすべての人は
俺よりずっと強くて大人で、
たくましく人生を楽しんでいるように見えた。
でも、そうでもないのかもしれない。
寺地はるな『今日のハチミツ、あしたの私』 が読みたくなる名言
あなた自身があなたを大切にしないから。
あなた自身があなたを大切にしないから。
あなたがあなたを嫌っているから。
だから周りの人はみんな、
ますますあなたを大事にしないし、嫌いになる。
こいつはそういうふうに扱っても、
いいんだって思われてしまう。
蜂蜜をもうひと匙足せば、
蜂蜜をもうひと匙足せば、
たぶんあなたの明日は今日より良くなるから。
自分の居場所があらかじめ
自分の居場所があらかじめ
用意されている人なんていないから。
いるように見えたとしたら、
それはきっとその人が
自分の居場所を手に入れた
経緯なりなんなりを見ていないだけ
目指して辿りついた場所であれ、
目指して辿りついた場所であれ、
たまたま流れ着いた場所であれ。
そこで生きていくためにはしっかり、
自分の根っこをはらなきゃいけないのよね。
寺地はるな『ガラスの海を渡る舟』 が読みたくなる名言
ガラスは、どんなふうにもなれるからな。
ガラスは、どんなふうにもなれるからな。
大きくも、小さくも。細くも太くも。
羽衣子はこれから、なんにでもなれる。
どんなふうにもなれる。楽しみやなあ。
みんな同じのほうが不自然なんや。
ひとりひとり違う
という状態こそがふつうなんや。
みんな同じのほうが不自然なんや。
前を向かなければいけないと言われても
前を向かなければいけないと言われても
前を向けないというのなら、
それはまだ前を向く時ではないです。
準備が整っていないのに前を向くのは間違っています。
向き合うべきものに背を向ける行為です。
急にうまくはならん。
急にうまくはならん。
手っ取りばやく一人前になる方法なんかない。
毎日同じ時間、同じ量の仕事をするんや。
そうやってすこしずつ身につけることしかでけへん。
厳しい修業を重ね、
厳しい修業を重ね、
とつぜん秘められた非凡な能力が覚醒する、
みたいなことは、少年漫画の世界だけやで。
伝わってないって思うなら、
伝わってないって思うなら、
言いかたを変えたらええねん。
なんの工夫もしてないくせに
わたしの気持ちをわかってくれない
なんて、ただのわがままや。
世の中には、他人の気持ちがよくわかって、
世の中には、他人の気持ちがよくわかって、
その上で人を傷つけるようなことをしてきたり、
利用したりする人だっておるんや、
たくさん。そういう人よりずっと良いんちゃうかな、
お兄ちゃんは。自信持ったらいいよ。
昨日も、おとついも、
昨日も、おとついも、
羽衣ちゃんはガラスに向き合った。
その事実があるやないか。
その手見たら、わかるで。
羽衣ちゃんが今までずっとがんばってきたこと、
ちゃんとわかる。
自分の人生から大切な誰かが欠けるたび、
自分の人生から大切な誰かが欠けるたび、
人の心はかたちを変える。
ガラスの器の縁が欠けるように。
不完全な形状の心を抱えて、
ぼくたちは生きていくしかない。
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寺地はるな『川のほとりに立つ者は』 が読みたくなる名言
清瀬にとってはあたりまえにわかることでも、
清瀬にとってはあたりまえにわかることでも、
その人には難しいんかもしれん。
そういうふうに考えてみたことある?
この話をこの人にしたら重いかな、
この話をこの人にしたら重いかな、
傷つくかな、みたいに、
いちいち細かく話題選んでるやろ。
よく気がつくぶん人に気を遣う。
でもその気の遣い方間違ってると思う。
だってあんたそのせいで感情を消化できずに、
しょっちゅう爆発してるやん。
ほんとうの自分とか
ほんとうの自分とか、
そんな確固たるもん、誰も持ってないもん。
いい部分と悪い部分が
その時のコンディションによって
濃くなったり薄くなったりするだけで。
自分の心のままに、思うままに生きてたら、
自分の心のままに、思うままに生きてたら、
わたしはきっと誠実な人ではなくなるよ。
だってずるい気持ちも
汚い気持ちもいっぱい持ってるもん。
じっと座って考えてると暗いことしか思いつかへんで。
じっと座って考えてると暗いことしか思いつかへんで。
考えごとするなら身体動かしながらに限るって、
うちのお母さんが言うとった。
かわいそうな女に手を差し伸べたい男っていっぱいいるの。
かわいそうな女に手を差し伸べたい男っていっぱいいるの。
なんでだかわかります?
自信がないからですよ。
自分に自信がないから、見下せる女がいいんです。
自分に自信がないから、見下せる女がいいんです。
かわいそうにね、俺が守ってあげるからねって庇護したいの。
自分が強くて器の大きな男になったみたいで
気持ちいいんでしょうね。
川のほとりに立つ者は、
川のほとりに立つ者は、
水底に沈む石の数を知り得ない。
でも清瀬は水底の石がそれぞれ違うことを知っている。
川自身も知らない石が沈んでいることも。
寺地はるな『やわらかい砂のうえ』 が読みたくなる名言
好きな服を着て、
好きな服を着て、
好きな靴を履いて、
好きな場所を目指しなさい。
自分の好みに合わせてくれるあなたを
気に入ってくれる人じゃなくて、
あなたが好きなあなたを好きになる人に、
いつかきっと会える。
真実でも正論でも、
真実でも正論でも、
相手の状況とか状態によっては
受け入れてもらえんこともあるしな。
ぜんぶ話せるのがいい関係やとは、
私は思ってない。
それを盾に他人を裁くのはどうなん。
あんたが自分の思う
正しい生きかたを実践するのは勝手やけどな、
それを盾に他人を裁くのはどうなん。
ちょっと傲慢なんとちゃう?
知らないことがたくさんあるのは、
知らないことがたくさんあるのは、
これからいろんなことを
知る機会があるってことやろ?
知らないことを恥じるのではなく、
ワクワク楽しめばいい。
もしも誰かが何かを思っていようと
もしも誰かが何かを思っていようと
それはその誰かの心の中の問題であって、
それはわたしの在り方とは何も関係がないんだ。
人はひとりでは生きていけない、
人はひとりでは生きていけない、
なんていうけどか、
誰かと手を繋いでいたら
転んでしまうときだってあるんだと思った。
ためらいなく繋いだ手を離せるように、
隣を歩いている人を信じる。
自分の足でしっかり立つ。
そのことを忘れないでいよう。
不愉快だと思ったことは不愉快だって言ったらいい。
不愉快だと思ったことは不愉快だって言ったらいい。
失礼なこと言われたら、ちゃんと怒りなさい。
あんたはあんたのために怒る義務があるし、
それが自分を大切にするってことよ。
寺地はるな『正しい愛と理想の息子』 が読みたくなる名言
認めてほしいって思うことのなにが悪いんだよ。
認めてほしいって思うことのなにが悪いんだよ。
自分はここにいていいんだって思いたい、
それのなにがいけないの?
もしかしたら愛とやらはそもそも
もしかしたら愛とやらはそもそも
いびつで醜悪なものなのかもしれない。
誰もが愛とは美しく崇高なものだと思い込んでいる。
だから、愛ゆえに起こす行動は
正しいと勘違いしてしまう。
認めてもらいたいと
認めてもらいたいと
一度も思わず生きてこられたのは、
お前が強いからじゃない。
今までちゃんと自分の存在を認められてきたからだ。
愛想をふりまかずに生きてこれたのは、
それが許される環境だったからだ。
愛してるからこそ間違ってしまう、
愛してるからこそ間違ってしまう、
踏みにじってしまう、押し付けてしまう。
すべての愛は正しくない。
正しい愛などというものは存在しない、
この世のどこにも。
寺地はるな『水を縫う』 が読みたくなる名言
明日の降水確率が五十パーセントとする。
明日の降水確率が五十パーセントとする。
あんたは息子が心配だから傘を持っていきなさいって言う。
でもそこから先はあの子の問題だ。
無視して雨に濡れて、風邪ひいても
それは、あの子の人生。
あの子には失敗する権利があるし、
雨に濡れる自由がある。
個性は大事というようなことを人はよく言うが、
個性は大事というようなことを人はよく言うが、
学校以上に個性を尊重すること、伸ばすことに
向いていない場所は多分ない。
なにをもって良い人生とするかは
なにをもって良い人生とするかは
人によってさまざまだろうが、
俺にとってのそれは所有する財産などではなく、
情熱の有無によって決まる。
さびしさをごまかすために、
さびしさをごまかすために、
自分の好きなことを好きではないふりをするのは、
好きではないことを好きなふりするのは、
もっともっと寂しい。
寺地はるな『雨夜の星たち』 が読みたくなる名言
必要以上の感傷は
必要以上の感傷は人生の荷物になるから。
彼はもういい歳をした大人ですよね。
彼はもういい歳をした大人ですよね。
どれだけ母親のあなたの目に頼りなくうつっていても、
自分の人生を自分で決める権利があります。
ある種の人々は
ある種の人々は、
自分の欲求を欲求として口に出すことを厭う。
常識とか規範とか慣例とかというものに沿って
ものを言うことのほうが
正しいおこないだと思い込み過ぎている。
寺地はるな『ビオレタ』 が読みたくなる名言
自分でもわかってることを
自分でもわかってることを
みんなから言われるのはしんどい。
正論はしんどい。
色恋沙汰の大半は勘違いよ。
色恋沙汰の大半は勘違いよ。
勘違いからはじまって、
勘違いで盛り上がって、
勘違いですれ違って、
別れちゃったりね。
ここは自分の居場所じゃないと思いながら
ここは自分の居場所じゃないと思いながら
ここ以外のどこにも行けないなんて可哀想だよね。
居場所なんて、
自分がいまそこにいる場所以外にないのにね。
わたしは彼女の強さに憧れる。
わたしは彼女の強さに憧れる。
でも同時に苛立つ。
強い人はわたしを苛立たせて、
その後さびしくさせる。
ふたりでいても寂しいよ。
ふたりでいても寂しいよ。
でもそれは当たり前のことなんだよ。
だからほんの一瞬でも
誰かも気持ちが通じ合うと嬉しいんじゃないか。
その一瞬のために、
声や目や手を駆使して伝えるんじゃないか。
自分にとって、一番大事なものを
自分にとって、一番大事なものを
ちゃんと知っているってこと。
私はそれが一人前ってことだと思ってる。
寺地はるな『カレーの時間』 が読みたくなる名言
人は自分の信じたいものを信じる。
人は自分の信じたいものを信じる。
失敗したと認めたくないから、
自分の選択が間違っていたと思いたくないから。
失敗したくない。
失敗したくない。
いつもそう思いながら生きてきた。
でも最近、自分のそういう姿勢そのものが
失敗だったのではとも思いはじめている。
ローリスクローリターンを願うあまりに、
そのローリターンすら得られない、
誰とも心から通じ合えない、
つまらない人間になってしまったのではないだろうか?
真実はえてして苦い味がする。
真実はえてして苦い味がする。
でも真実から目を背ける行為はもっともっと苦い。
弱っていく者のかたわらで絶望するしかない時でも、
弱っていく者のかたわらで絶望するしかない時でも、
人間は食わなければならない。
そんな状況でも食った者だけが生きて、生き延びて、
弱っていく者を抱きしめることができる。
寺地はるな『白ゆき紅ばら』 が読みたくなる名言
愛なんて信じない
愛なんて信じない、とわざわざ宣言する者は、
愛にたいして希望を抱いている。
希望、もしくは幻想。
復讐は復讐で、幸せは幸せ。
復讐は復讐で、幸せは幸せ。
彼女はそう言った。ならば痛みは痛みだ。
幸せとはまったく別もの。
痛みを抱えたまま幸せを手に入れることも可能なはずだ。
みんな平等に、っていうのも大事だけどさ。
みんな平等に、っていうのも大事だけどさ。
子供っていうのはやっぱり特別扱いされたいんだよ。
自分が他の子より愛されてるって思いたいの。
自分を大事にする気持ちってそういうことで育つんだよ。
自分をなんだと思ってるの?
自分をなんだと思ってるの?
あなたにはわたしたちを幸せにする力はないし、
不幸にする力もない。
あなたからはもう何ひとつ受け取らない。
わたしたちからは、もう何ひとつ奪えない。
寺地はるな『架空の犬と嘘をつく猫』 が読みたくなる名言
愛している、あるいは憎んでいる。
愛している、あるいは憎んでいる。
同じことだ。
心の大部分をその相手に占有されているという意味で。
自分以外の人間のために生きたらいかん。
自分以外の人間のために生きたらいかん。
誰かを助けるために、
守るためにって言うたら聞こえはよかよ。
でも、人生に失敗した時、行き詰まった時、
あんたは絶対それをその誰かのせいにする、
その誰かを憎むようになる。
この胸の下にあるのは心臓で、
この胸の下にあるのは心臓で、
心とは別のものだと先生は言っていた。
心はほんとうは頭の中にあります。
考えるのも、覚えるのも、脳みそを使っていると。
でも、ほんとうだろうか。
じゃあどうして嘘をつくたびに、
自分の胸の辺りがちくりちくりと痛むのだろう。
異常と正常の境目はなんですか。
異常と正常の境目はなんですか。
誰が決めたんですか。
大多数の人が当てはまる事柄が正常なんですか。
じゃあ皆がわたしの生きている世界に住むようになったら、
こっちが正常になりますか?
あんたは社会にとって何の役にも立っていない子。
あんたは社会にとって何の役にも立っていない子。
でもそれは、あんたがこの世に存在しなくていい、
という理由にはならんでしょう。
自分は誰のことも理解できていなくても、
自分は誰のことも理解できていなくても、
それでも、関わることはできると思った。
寄り添うことも。わからないことは、
わからないまま受け止めておくこともできる。
わからなくても、愛せなくても、
その存在を認めることはできる。
寺地はるな『彼女が天使でなくなる日』 が読みたくなる名言
はじめの一歩を踏み出せた人は、
大丈夫だよ。
はじめの一歩を踏み出せた人は、
次の一歩も踏み出せるよ。
願うだけでは何も果たされないけれども、
願うだけでは何も果たされないけれども、
大切なのは願いを自覚した人間が
どのように行動するかということだ。
願いはすべての種子だ。
願うだけなら誰でもできる。
願いはすべての種子だ。
種子がなければそこから芽を伸ばし、
葉を広げることもできない。
枝に沿うようにして世界は広がり、
そこでふたたび蒔かれた種子が、
また新たな世界を広げていく。
結婚をゴールインと表現するの、
結婚をゴールインと表現するの、
すごく古めかしいですね。
みんなが同じゴールを
目指さなければならなかった時代の産物
という感じがします。
婚姻は個人の自由です。
感情もある事情もある他人に
自分に都合のよい
素敵な人生の物語の展開を夢見るのは自由ですけど、
感情もある事情もある他人に、
人の都合の良い役柄を押し付ける人は、
僕は大嫌いだな。
どんな経験があろうとなかろうと
どんな経験があろうとなかろうと、
そもそも自分以外の人間の気持ちなんかわかりません。
寺地はるな『わたしの良い子』が読みたくなる名言
もっと怒っていいんだよ。怒ればいいんだよ。
もっと怒っていいんだよ。怒ればいいんだよ。
おかしくない時に笑う必要なんかないんだって。
言うほどでもないことだってちゃんと言い合おうよ。
言うほどでもないことだってちゃんと言い合おうよ。
そうじゃないと、苦しいまんまなんだよ。
たぶん、生きていくってそういうことなんだろう。
たぶん、生きていくってそういうことなんだろう。
すっきり、きっぱり解決しない物事と
うまく付き合っていくことなんだろう。
他人から言われることを
他人から言われることを、
いちいちまともに受け止めていたらキリがない。
けれども聞き流したつもりの言葉は
いつの間にか澱のように溜まっていくし、
なにか些細なきっかけで湧き上がってきて、
心を苦しめる。
親の役目だわ。
自分がいなくても生きていけるように育てるのが
親の役目だわ。
寺地はるな『声の在りか』 が読みたくなる名言
機嫌がいいとか、
機嫌がいいとか、
毎日をおだやかに過ごすっていうのは、
感情を殺すって意味じゃない。
悪いことから守るのは大人の役目だけど
子どもを悪いもの、
悪いことから守るのは大人の役目だけど、
でも子ども自身がなにかを感じて、
自分で切り抜ける力を持っていると信じることも
同じくらい大事なんじゃないんですかね。
親の愛は無償かつ無限のもの
親の愛は無償かつ無限のもの
だとされているが、ほんとうは違う。
子どもから親に向けられる愛のほうが断然勝っていて、
それを使って親は子どもを
簡単に支配することができてしまう。
子どもに対して無意識のうちに
子どもに対して無意識のうちに
何を言ってもいい相手だと決めかかっている。
子どもをひとりの人間として尊重するということの難しさを、
何度も何度も手のひらに載せて確かめてきた。
わたしなんかと会っても何もメリットがないんじゃないの、
わたしなんかと会っても何もメリットがないんじゃないの、
ついそう思ってしまう。
メリットって嫌な言葉だ。
自分はいつから人と付き合うのに
メリットだとかデメリットだとか考えるようになったのだろう。
寺地はるな『わたしたちに翼はいらない』が読みたくなる名言
誰かと仲良くなっても、依存はしないこと。
誰かと仲良くなっても、依存はしないこと。
群れから外れても堂々としていること。
友だちがいないと恥ずかしい、
なんていう考えは捨てること。
家族とも友人とも肝心なところで
家族とも友人とも肝心なところで言葉が通じなかったが、
本の中の人とはちゃんと言葉が通じた。
作者は自分のことなど知らないはずなのに、
たしかに自分に向けられた言葉が並んでいた。
虚構には、現実よりもたしかな手ごたえがあった。
女性をやっていると、 曖昧な物言いが命取りになるんです。
女性をやっていると、
曖昧な物言いが命取りになるんです。
思わせぶりな態度をとったとか、
気をもたせたとか、
きっぱりと拒否しなかったあなたも悪かった、とか。
わかりますか?
心に国境があるんだよね
朱音ちゃんは、そういう人だからさ。
心に国境があるんだよね。
安易にプライバシーを踏み越えようとしたら
銃殺されそうな感じがする。
わたしたち、ほんとうに馬鹿だったね。
わたしたちにはもっともっと
ぴかぴかの幸せな未来が待ってるはずだ
と思っていたんだよね、美南。
口に出しては言わなかった。
だってわたしたち、かわいくて最強だったもんね。
ずっと友だちだよって約束したよね。
わたしたち、ほんとうに馬鹿だったね。
お前らは、勘違いしてる。
お前らは、勘違いしてる。
いつでも自分が他人を認めてやる側にいると思ってる。
おれはお前らのそういうところが嫌いだ。
群れから離れ、高く飛翔する者は、美しい。
群れから離れ、高く飛翔する者は、美しい。
そのような生きかたは美しい。
強く気高い者は美しい。
それでも朱音は飛ばない。
どれほど醜くても、愚かだと笑われても、
地べたを歩いて生きていこうと決めた。
わたしに、翼はいらない。
感謝と関連記事の紹介
読んでいただきありがとうございました。このブログは、23,647コの名言を載せています。あなたが読みたい本が必ずあります。記事の最後尾にカテゴリー・タグ・紹介した作品の関連記事を載せておくので、お暇なときにお探しください。
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