『梅田悟司』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

自分の人生を振り返り、
未来に思いを馳せることで
自分軸を見出す。
その軸に名前をつけたものが、
自分自身の作戦名である。

作戦名は格好いい言葉である必要はない。
きちんと整理されていたり、
整った文章になっている必要もない。
単語でもいい。
つぶやきのようなものでもいい。

作戦名が生まれたからといって、
その瞬間から何かが劇的に変化するわけではないが、
自分でつけた作戦名が自分を支え、
自分を奮い立たせる役割と効果を
長期にわたって生み出すことになる。

過去を振り返りながら蓄積に気づき、
未来に思いを馳せながら作戦名を検討することは、
言葉を紡ぐ行為でありながら、
言葉を紡ぐ行為以上のものである。

見えない一貫性は、
見ようとしなければ見えない。
行動ではなく、
地続きの人生に目を向ける。

他者からはつながっていないように見えても、
自分の中では確実につながっていることがある。
その瞬間には無価値に思えるような過去や現在でも、
未来の行動によって
新たな価値が見出されることがある。

言葉にできないということは
「言葉にできるほどには、考えられていない」
ということと同じである。
どんなに熟考できていると思っていても、
言葉にできなければ相手には何も伝わらない。

建前を突き破ることができなければ、
あなたの言葉はいつもでも
どこかで借りてきたようなものになってしまい、
迫力も説得力もないものになってしまう。

言葉において大切なのは、
人を動かす力ではなく、
人が動きたいと思わせる力である。

内なる言葉の強化なくして、
外に向かう言葉を磨くことはできない。
なぜなら、言葉は
思考の上澄みでしかないからである。

より多くの人に伝えようと思えば思うほど、
誰の琴線にも触れることのない言葉になっていく。