『庄野雄治』の名言│おすすめ本ランキングと名言集(たぶん彼女は豆を挽く)

何も考えずにコーヒー豆を挽く時間は、
優雅で贅沢なひと時だ。
穏やかな気持ちになり、心が和らいでくる。

コーヒー豆は魅力的な女性のようなものだ。
色々な表情や個性があり、
ロースターを翻弄し苦悩に導くのだけれど、
気まぐれに歓喜の瞬間を与えてくれる。

クリームが入っていてもバランスが良ければ美味しいし、
砂糖を入れると美味しく感じる日もある。
コーヒー好きな方って、
やっぱりブラックで飲まなきゃいけない
というのがあるんですけど、
好みで砂糖やミルクを入れたら良いと思います。

食べ物って美味しければいいのかもしれないけれど、
それだけじゃないと思うんです。
特にコーヒーは嗜好品だから、
自分がどれだけ楽しめるかが大切。

安定した味のコーヒーが飲みたいなら、
コーヒーメーカーで淹れれば良いんです。
ハンドドリップでやるのは、
味を自分で調節出来るからなんです。
常にぶれるから、それが面白い。

ミルで豆を挽くなんて三分あったら出来るから、
三分だけ早く起きて
自分で挽いた豆でコーヒーを淹れてみてください。
それだけで一日が変わります。

カフェをやりたいのならカフェに行こう、沢山。
音楽で食いたいのならCDやレコードを買おう、沢山。
イベントをやりたいのならイベントに行こう、沢山。
本を出したいのなら本を買おう、兎に角沢山。
好きなものにお金を使おう。
そのために働こう。
そうしているうちに、きっと何者かになっている。