- 『リリー・フランキー』の名言と出典わかる。
- 『リリー・フランキー』のおすすめ本がわかる。
- 偉人(芸能人)の名言の考えがわかる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『リリー・フランキー』の名言とおすすめ本を紹介します。紹介する名言が、本と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。
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『リリー・フランキー』の名言集とおすすめ本
リリー・フランキー『美女と野球』の名言集
人の存在は瑣末である。
人の存在は瑣末である。
小さい頃は社会のネジになんかになるもんか
と声を荒げたものの、
成長した後の現実は超ネジなのである。
果たして、自分に存在価値など
果たして、自分に存在価値など、
あるのだろうか。
いつも疑問に思うことだ。
これを考えると人間は切なすぎるので、
こんなことも感じず
毎日鈍感に生きる方が
多少は幸せな暮らし方ではある。
人は自分の理解しないことを
人は自分の理解しないことを軽蔑する。
立派な生活をしているかは知らんが、
あんたがどれだけ
立派な生活をしているかは知らんが、
あんた以外の人間はみんなあんたじゃない。
あんたの知らないところで、
それぞれがそれぞれの環境で暮らしているんだよ。
人間はたいそう頭のいい生き物だけども、
人間はたいそう頭のいい生き物だけども、
話し合いによって何かを完成させるほど
知能がないようにも思える。
ボクは出不精で面倒臭がりだけど、
ボクは出不精で面倒臭がりだけど、
なるべく色んな人に会って
自分が当たり前に思っていることを
修正したいと思っている。
自分の考えていることが正しい、
と思うことが怖いから。
肉体は老いるほど醜いが、
肉体は老いるほど醜いが、
精神は老いたほうが美しい。
若さとは肉体的にはうれしいが、
精神的には恥ずかしいもんである。
「一億二千万総鶴太郎化」
以前、「一億総白痴化」
といわれた時代があったけど、
今はこうなんじゃないかと思う。
「一億二千万総鶴太郎化」
あえて、鶴ちゃんと呼ばせてもらうが、
僕は鶴ちゃんをテレビで観る度に
恐ろしくなってくる。
人間はここまで自己批評が欠落してしまうのか
ということに自らを省みて、
自分が不安になってしまう。
四回戦ボクサーの分際で
世界戦のセコンドで首からタオルを掛け、
三十年ボクシングを見つめたような
顔をする鶴ちゃん。
大皿料理の店長が書くような
書と絵をやり始めたと思ったら、
オリンピックにまでしゃしゃり出て、
「魚ってのはねぇ。
見ているだけで美しくて
描かずにはいられなくなるんですねぇ」
と大芸術家みたいに眉間にシワを刻み、
「汝は王者」とか例の困った書をやりだしてしまう。
別に鶴ちゃんの絵がどうだとか、
書がどうなんて話はどうでもいいのだが、
そんな態度が何故できるのか
と疑問に思うのである。
これは自己批評がないからなのだ。
もし彼に一グラムでもそれがあったらアレはできない。
できるはずがない。
〝俺がこんなことしていたら
チャンピオンが安っぽく
映るんじゃないだろうか?〟とか
〝こんな駆け出しの身で、
大芸術家ぶっていいのか俺は?
ああ、家に帰ったらまた自己嫌悪に陥りそうだ〟
たぶんこんなことは
鶴ちゃんの思考回路には登場しないのである。
リリー・フランキー 『東京タワー― オカンとボクと、時々、オトン』の名言集
「親子」の関係とは簡単なものだ。
「親子」の関係とは簡単なものだ。
ところが、「家族」という言葉になると、
その関係は「親子」ほど手軽なものではない。
自覚の欠落した夫婦が築く、
自覚の欠落した夫婦が築く、
家庭という砂上の楼閣は、
時化ればひと波でさらわれ、
砂浜に家族の残骸を捨ててゆく。
どれだけ仕事で成功するよりも、
どれだけ仕事で成功するよりも、
ちゃんとした家庭を持って、
家族を幸せにすることの方が数段難しいのだ。
貧しさは比較があって目立つものだ。
貧しさは比較があって目立つものだ。
金持ちが居なければ、貧乏も存在しない。
必要以上になろうとして、 必要以下に映ってしまう、
必要以上になろうとして、
必要以下に映ってしまう、
そこにある東京の多くの姿が貧しく悲しいのである。
かつて当たり前だったことが、
かつて当たり前だったことが、
当たり前でなくなった時。
平凡につまずいた時。
人は手を合わせて、祈るのだろう。
人間の能力には果てしない可能性があったにしても、
人間の能力には果てしない可能性があったにしても、
人間の「感情」はすでに、
大昔から限界が見えているのだから。
世の中に、様々な想いがあっても、
世の中に、様々な想いがあっても、
親が子を想うこと以上の想いはない。
オトンの人生は大きく見えるけど、
オトンの人生は大きく見えるけど、
オカンの人生は十八のボクから見ても、
小さく見えてしまう。
それは、ボクに自分の人生を切り分けてくれたからなのだ。
自由が落ちている。
東京には、街を歩いていると
何度も踏みつけてしまうくらいに、
自由が落ちている。
落ち葉のように、空き缶みたいに、
どこにでも転がっている。
人が母親から生まれる限り、
人が母親から生まれる限り、
この悲しみから逃れることはできない。
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