『釈迦(ブッダ)』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

人が生まれたときには、
実に口の中には斧が生じている。
愚者は悪口を言って、
その斧によって自分を斬り割くのである。

あなたが死なないで生きられる見込みは、
千に一つの割合だ。
きみよ、生きよ。生きたほうがよい。
命があってこそ諸々の善行をなすこともできるのだ。

交わりをしたならば愛情が生ずる。
愛情にしたがってこの苦しみが起る。
愛情から禍いの生ずることを観察して、
犀の角のようにただ独り歩め。

ただ誹られるだけの人、
またただ褒められるだけの人は、
過去にもいなかったし、
未来にもいないであろう、現在にもいない。

独りで行くほうがよい。
孤独で歩め。
悪いことをするな。
求めるところは少なくあれ。
――林の中にいる象のように。

孤独に歩め。悪をなさず。
求めるところは少なく。
林の中の象のように。

多く説くからとて、
そのゆえにかれが賢者なのではない。
こころおだやかに、怨むことなく、
恐れることのない人、
――かれこそ〈賢者〉と呼ばれる。

この世のどんな人でも、
必ずどこかで誰かの怒りを買っている。
誰かに悪口を言われるのが当たり前。

自分の心を見つめる気のない、
いい加減な人とつるまないこと。
自らの心を見張り、向上しようとしている人こそ、
友や伴侶として親しくすること。
心の澄んだ人といっしょにいること。

他人の良くないところはとてもよく見えるし、
ついつい調子にのって指摘したくもなる。
見えにくいのは、君自身の良くないところ。

君の手に与えられたものがたとえどんなにわずかでも、
君がそこに幸せを見つけるなら、
足るを知る充足感で心はきれいに澄んでいく。

君のまわりにいる人たちが、
自分の損得にこだわる小ざかしさにはまっているならば、
いっそのこと独りぽっちになってみるのも清々しいだろう。

人も動物も細菌も、あらゆる生き物にとって
自分がいちばん愛しいもの。
生き物はみんな、ナルシスト。
ゆえに自分を愛しいと思うなら、
他の生き物を傷つけないように。