チョン・ムンジョン『無礼な人にNOと言う44のレッスン』の要約にもなる名言

人生とは、長回しで撮影した無編集の本編だ。
退屈でだらだらと感じてしまうのはどうしようもない。

一方、他人の人生は、
編集や修正が加わった予告編である。
見栄えがよくなるのは当然のこと。
それを理解しないと、
この世で自分ひとりだけが辛いように思えてくる。

私はとげのある言葉を言われたり、
言ってしまったりしたら、
この人との関係を少しの間
お休みするときがきた
という信号だと受け取っている。

傷つくか傷つかないかは選ぶことができないけれど、
傷をだれから受けるかは選ぶことができますよ。
私は自分で選択するのが好きです。

他人にそれらしく見せることは、
なんて簡単なんだろう。
人は、自分が都合のいい仮面をつけて
世の中を渡り歩いていながら、
周囲は仮面をつけていないと錯覚しているようだ。

いい人とも言われたいし、
一方でうまく断りたいというのは単なるわがままだ。
二つのうち一つはあきらめることをおすすめする。

人生には、ほんの少しの「仕方ないじゃない」
というあきらめが必要なのだと思う。
全力を注いでも意のままにならなかったとき、
そこから受ける傷も、生きている限り仕方なく生じてしまう
生活傷のようなものだと考えたらどうだろう。