デボラ・レヴィ『ホットミルク』の名言集

願い事のリストを書くことになって、
人には見えないインクを使えるとしたら、
どんなことを書く?

きみはお母さんを、自分の人生を築くことから
身を守るための盾として利用しているよね。
よく聞くんだ!
きみは別の人生を考えないといけない。

私の人生はずっと辛抱の連続だったのよ。
私の最初の敵、対戦相手は
忍耐だったってことを覚えておいてちょうだい。

一番難しいのはさ、ソフィー、
誰かにその人自身でいさせることだよ。

私は海の中でひざまずくと、
両手で目を覆った。
子どもの時に泣いていた時にそうやって
誰にも見られていないと勝手に思い込んでいたみたいに。
そう、誰にも。
私は誰にも見られずに、
理解されない存在になりたかった。

太陽の下でまた楽しい一日を過ごしてきたんじゃないの?
何もしないなんて素敵なことじゃない。何
もないっていうのは特権なのよ。

あなたが私を見るのと同じぐらい、
私もじっくりあなたを見てきたわ。
母親はそうするものでしょう。
私たちは子どものことを見るのよ。
でも、自分たちの眼差しに力があるとわかっているから、
見ていないふりをするの。

明日は明日の風が吹くわよ。
あなたはちゃんと着地できる、きっとね。