この記事は、遠藤周作の小説
『沈黙』の名言を紹介します。
ネタバレがあるかもしれません。
ネタバレを気にしないという方は、
このままお読みください。
紹介した名言が、
人生を変える言葉であることを
願っています。
これだけ読めば見逃さない!
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遠藤周作『沈黙』の名言集
その狡さもこの男の弱さから
今のところ、我々にわかるのは、
彼にはかなり狡い性格があり、
その狡さもこの男の弱さから
生れているということです。
信仰は決して一人の人間を
いや、そんなことはありえない。
信仰は決して一人の人間を
このような弱虫で卑怯な者にする筈はない。
長い秘密の生活がこの信徒たちの顔を
長い秘密の生活がこの信徒たちの顔を
仮面のように作ってしまったのです。
それは辛い、悲しいことです。
人間とは妙なもので
人間とは妙なもので他人はともかく
自己だけはどんな危険からも免れると
心の何処かで考えているみたいです。
今こそ自分が彼等に何かを与えねばならなかった。
今こそ自分が彼等に
何かを与えねばならなかった。
しかし彼には、自分の行為と死のほかに
捧げるものを一つ持っていなかった。
正はいかなる国
正はいかなる国、
いかなる時代にも通ずるものだから
正と申します。
ボルトガルで正しい教えはまた、
日本国にも正しいのでなければ
正とは申せません
悪人にはまた悪人の強さや美しさがある。
悪人にはまた悪人の強さや美しさがある。
しかし、このキチジローは悪人にも価しないのだ。
襤褸のようにうす汚いだけである。
今日一日が平穏にすめばそれでよい。
今日一日が平穏にすめばそれでよい。
明日のことは、また明日、生きればいい。
しかし憐憫は行為ではなかった。
しかし憐憫は行為ではなかった。
愛でもなかった。
憐憫は情慾と同じように
一種の本能にすぎなかった。
神は本当にいるのか。
神は本当にいるのか。
もし神がいなければ、
幾つも幾つもの海を横切り、
この小さな不毛の島に
一粒の種を持ち運んできた自分の半生は
滑稽だった。
この国は沼地だ。
この国は沼地だ。
やがてお前にもわかるだろうな。
この国は考えていたより、
もっと怖ろしい沼地だった。
どんな苗もその沼地に植えられれば、
根が腐りはじめる
切支丹が亡びたのはな、
切支丹が亡びたのはな、
お前が考えるように禁制のせいでも、
迫害のせいでもない。
この国にはな、
どうしても基督を受けつけぬ
何かがあったのだ
驢馬に乗せられてあの人もエルサレムの街に入った。
驢馬に乗せられて
あの人もエルサレムの街に入った。
辱しめと侮蔑に耐える顔が
人間の表情の中で
最も高貴であることを
彼に教えてくれたのはあの人である。
お前は自分の弱さを
お前は自分の弱さを
そんな美しい言葉で誤魔化してはいけない
強い者も弱い者もないのだ。
強い者も弱い者もないのだ。
強い者より弱い者が苦しまなかったと
誰が断言できよう
遠藤周作『生き上手死に上手』の名言
愛の第1原則は「捨てぬこと」です。
人生が愉快で楽しいなら、
人生には愛はいりません。
人生が辛く、みにくいからこそ、
人生を捨てずに
これを生きようとするのが人生への愛です。
だから自殺は愛の欠如だと言えます。
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最期まで読んでいただき
ありがとうございます。
名言をキッカケに本を買ったよ。
という方がいたら、
「買ったよ」の一言でいいので、
コメントくれると嬉しいです。
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