『茂木健一郎』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

偉大な芸術家が孤独を求めるのは、
創作活動に集中する時間を確保するためであるとともに、
「自分自身を知る」ためでもあります。

「こういうことをしたい」
「こんなふうにやってみたい」という
自分の内にある欲望に気づき、
それをトコトン追求し
結果を出せる状態にあること。
それが、孤独です。

自分の興味を宣言することは、旗を掲げること。
その旗を目印にして、
「ここにいたんだ！」と、
あなたのもとに仲間が駆けつけてくれます。
旗を掲げなければ、仲間がいたとしても、
気づいてもらうこともできません。
もし相手も旗を掲げていなければ、
こちらから見つけることもできません。

孤独な人は、
自分の中の幸せに気づいているから、
目先の評価に惑わされずに、
自分の望む結果を追い求めていくことができます。

本当に自己肯定感のある人は、
いいところも悪いところもひっくるめって
今の自分をまず受け入れたうえで、
「では、未来のためにどう変わろうか」と考えます。

過去にしがみついていると、
「今、ここ」の自分が行動することを
邪魔することになります。
「今、ここ」にいる自分だけが、
結果を出すための行動ができます。
そして、その行動の積み重ねこそが、
その人の成長を支えるのです。

孤独とは、一つの生き方。
それを選ぶことは誰にでもできることです。
孤独といっても世捨て人になるわけではありません。
社会とつながりながら、
自分だけの時間/空間をしっかりと確保していくだけのこと。
今は社会的な自分。
今はやりたいことをトコトン追求している個人的な自分。
そんなふうに一日の中でモードを
何度も切り替えればよいだけのことです。

何も「社会を変えてやるぞ」
と意気込む必要はありません。
自分の内にあるものを追求していけば、
いつしか自分の視野も行動の影響も広がり、
社会を変えることになるかもしれない、
というだけのこと。