女優『鈴木保奈美』の名言集

一年の初めに、その年の標語を決めることにしている。
一昨年は上機嫌は最大の美徳。
昨年は今やる、すぐやる。
で、2017年の標語はここにひとこと足した。
今やる、すぐやる、出し惜しみしない

新しいコートを買ったら、次の日すぐ着る。
新しい下着も大切にしまいこまないですぐ身につける。
いざという時、なんて待つものじゃない。
女五十一、毎日が勝負下着だ!

なんだかね。色々だよね。
恋したり振られたり、太ったり痩せたり病気したり、
酔っ払ったり親を亡くしたり家族を作ったり。
修正したい過去もこっぱずかしい記憶も、
もう逆立ちしたってどうにもならない。

女優と主婦の両立、大変ですね、
と必ず言われる。
外で働く女は両立させねばならない、
という紋切り型の思考から抜け出したいよ、いい加減。

道具が進化すると、娯楽の形も進化する。
好きとか嫌いとか言ってる余裕はない。
なにか大きなものがぐわんと動いちゃってるんだもの。
だけどこの大波、乗りこなせるのか昭和女子?

女優は照明の効果をイヤという程知っている。
試着室ののっぺりとした明るさは、
あまりにも無慈悲だ。
ゆるんでくすんで乾いた肌が無残に晒け出される。
こんなことになっていたとは。

子育てに向いてない私みたいな母ってのも、
それはそれでアリなんじゃないかな。
みんなが優秀なママじゃなくても、
苦手、って言いながらじたばたする母親もいて、
いろいろいるからいいんじゃないかな。

何事も意味があってのことだと前向きに捉える私は、
老眼でさえもきっと人類に必要な機能なのだ
と思うことにしている。
つまりさ、見えないものは見なくていいものなんだよ。