『羽田圭介』の名言│おすすめ作品ランキングと名言集

愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ。
どうせ捨てる物を手元に置いておき、
捨てる罪悪感がなくなった頃に捨てるのであれば、
罪悪感を覚えながら
すぐ捨ててしまったほうが、
くれた人や物のためにも良い。

健康な身体と、
何人かの大切な人たち以外、
なにがいるんだろう、って。
人間は死ぬとき、
あの世にはなにも持っていけないわけですしね。

物を捨てまくると、弊害が発生する。
色々と物が入り用になる
仕事や趣味に興味を抱いても、
物を持ちたくないという理由で、
選択肢から外してしまう。

道具や時間をあまり費やしたくない、
あらゆることから身軽でいたいという精神は、
なにかを真剣に行うことと相性が悪い。

身軽な自分はどこへでも行けて
なんでもできそうな予感だけはかかえて、
でも実際にはなにもしないでしょう?

お金のことをつきつめるとおのずと、
早く死ぬ前提で激務と
派手な浪費の不摂生な生活に励むか、
長生きして金の効力を愉しむべく健康志向になるか、
どちらか選ばざるをえない。

最近の自分には、人からの信頼が足りない。
使うべき局面で金を使えない人間は、死ぬ。
そこには人間の精神の死も含まれるだろう。

株を買うことは、
なにかを買ったりすることのうちに入らない。
死んだりしないために、
今すべきお金の使い方があるんじゃないか。

若い時はタダでもっていたものを
維持するための努力は、
結局のところ虚しい。
そんなことにとらわれていたら、
若かった頃の自分に勝てないままの、
余生になってしまう。

紫外線を避けること以上の究極のアンチエイジングは、
今を生きるということだ。
今を未来に先送りしても、
その未来でなにもやらないのなら、意味がない。

既存の過当競争市場にひしめく
保守的な小説家たちがやらないことをやってこそ、
未開拓市場へ一歩踏み出すだけで
簡単に多くを得られるだろう
という計算のもと、Kは出演を決めた。

直接の仕事相手であるそれらに
ギャランティつり上げ交渉という刃をふるいながら、
実質的には自分を今まで無視してきた読者や世間に、
復讐しているつもりなのかもしれない。

案外、世間とはこういうものだったのかもしれない。
今までは自分に自信がなかったから
なにか機会を見いだし踏み込むことをしてこなかっただけで、
それをするようになると、
色々なことがうまくまわりだす。

手を抜いていない楽しさは、
月日が経っても色褪せない。