- 『井上荒野』の名言がわかる。
- 『井上荒野』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『井上荒野』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
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名言で紹介する『井上荒野』のおすすめ本ランキング
『井上荒野』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
井上荒野『そこにはいない男たちについて』 が読みたくなる名言
つまらない男ね
つまらない男ね、
と胸の内で吐き捨てるようになる前には、
恋から愛に変わるというのはこういうことなのだと、
これが安定というというものだと
思おうとしていた時期もあった。
お互いがお互いにとって
お互いがお互いにとって
これほど必要になるふたりならば、
どんな出会いかたをしたってそれは運命に間違いない。
とても好きだった、好きだった、
とても好きだった、好きだった、
まだ好きであるかもしれないと思っていた、
悪いひとではないと考えていた、
違和感のほうが大きくなった、
あまり考えたくなくなった、
げんなりしてきた、
うんざりしてきた、
きらいになった、
だいきらいになった。
こうした段階はたしかにあって、
けれどもそれが自分の十一年間の結婚生活と
どんなふうに重なってきたのか、
どうもよくわからない。
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井上荒野『あちらにいる鬼』 が読みたくなる名言
死ぬとき、彼は少しでも
死ぬとき、彼は少しでも
わたしのことを思い出しただろうか。
死んでいく彼の体の中に、
わたしとの記憶は
どのくらい残っていただろう。
いずれにしてもそれは
彼と一緒に消滅した。
あの日ふたりの間を行き交った言葉に
あの日ふたりの間を行き交った言葉に
何かひとつが欠けていたら、
あるいは何かひとつが加わっていたら、
関係は変わっていただろうか。
線一本で行き先がすこしずつずれていく
アミダクジみたいなものに、
人は人生を預けているのだろうか。
愛が人に正しいことだけをさせるものであればいいのに。
愛が人に正しいことだけをさせるものであればいいのに。
それとも自分ではどうしようもなく
間違った道を歩くしかなくなったとき、
私たちは愛という言葉を持ち出すのか。
感謝と関連記事の紹介
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