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- 『芥川龍之介』の名言がわかる。
- 『芥川龍之介』のおすすめ作品がわかる。
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2万以上の名言を集めた、
名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、
『芥川龍之介』の
おすすめ作品と名言を紹介します。
上から順に読んでほしい作品です。
ネタバレがあるかもしれません。
ネタバレを気にしないという方は、
このままお読みください。
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小説の名言一覧[/st-kaiwa1]
名言で紹介する 『芥川龍之介』 おすすめ作品ランキング
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芥川龍之介『蜘蛛の糸』 が読みたくなる名言
いや、いや、これも小さいながら
「いや、いや、これも小さいながら、
命あるものに違いない。
その命を無暗にとると云う事は、
いくら何でも可哀そうだ」
と、こう急に思い返して、
とうとうその蜘蛛を殺さずに
助けてやったからでございます。
こら、罪人ども。
こら、罪人ども。
この蜘蛛の糸は己のものだぞ。
お前たちは一体誰に尋いて、
のぼって来た。下りろ。下りろ
自分ばかり地獄からぬけ出そうとする、
自分ばかり地獄からぬけ出そうとする、
犍陀多の無慈悲な心が、
そうしてその心相当な罰をうけて、
元の地獄へ落ちてしまったのが、
御釈迦様の御目から見ると、
浅ましく
思召されたのでございましょう。
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芥川龍之介『杜子春』 が読みたくなる名言
或春の日暮です。
或春の日暮です。
唐の都洛陽の西の門の下に、
ぼんやり空を仰いでいる、
一人の若者がありました。
若者は名を杜子春といって、
元は金持の息子でしたが、
今は財産を費い尽して、
その日の暮しにも困る位、
憐れな身分になっているのです。
何、贅沢に飽きたのじゃありません。
何、贅沢に飽きたのじゃありません。
人間というものに愛想がつきたのです
なれません。なれませんが
なれません。なれませんが、
しかし私はなれなかったことも、
反って嬉しい気がするのです
芥川龍之介『羅生門』 が読みたくなる名言
或日の暮方の事である。
或日の暮方の事である。
一人の下人が、
羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、
この男の他に外に誰もいない。
下人は、手段を選ばないという事を
下人は、手段を選ばない
という事を肯定しながらも、
この「すれば」のかたをつける為に、
当然、その後に来る可き
「盗人になるより外に仕方がない」
と云う事を、
積極的に肯定するだけの、
勇気が出ずにいたのである。
わしは、この女のした事が
わしは、この女のした事が
悪いとは思うていぬ。
せねば、餓死をするのじゃて、
仕方がなくした事であろ。
されば、今又、
わしのしていた事も
悪い事とは思わぬぞよ
下人は、餓死するか盗人になるかに、
下人は、餓死するか盗人になるかに、
迷わなかったばかりではない。
その時の、この男の心もちから云えば、
餓死などと云う事は、
殆、考える事さえ出来ない程、
意識の外に追い出されていた。
では、己が引剥しようと恨むまいな。
では、己が引剥しようと恨むまいな。
己もそうしなければ、
餓死をする体なのだ
芥川龍之介『朱儒の言葉』 が読みたくなる名言
強者は道徳を蹂躙するであろう。
強者は道徳を蹂躙するであろう。
弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。
道徳の迫害を受けるものは
つねに強弱の中間者である。
●人生は一箱のマッチに似ている。
人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのはばかばかしい。
重大に扱わなければ危険である。
人生は地獄よりも地獄的である
人生は地獄よりも地獄的である
他をあざけるものは同時にまた
他をあざけるものは同時にまた
他にあざけられることを
恐れるものである。
わたしは良心を持っていない。
わたしは良心を持っていない。
わたしの持っているのは
神経ばかりである。
恋愛はただ性欲の詩的表現を
恋愛はただ
性欲の詩的表現を受けたものである。
少なくとも詩的表現を受けない性欲は
恋愛と呼ぶに価しない。
われわれを恋愛から救うものは
われわれを恋愛から救うものは
理性よりもむしろ多忙である。
恋愛もまた完全に行なわれるためには
何よりも時間を持たなければならぬ。
芥川龍之介『偸盗』 が読みたくなる名言
何年前でも、同じ事だよ。
何年前でも、同じ事だよ。
一度した事は、三度する
って云うじゃないか。
三度だけなら、まだいい方さ。
私なんぞは、この年まで、
同じ莫迦を、何度したか、
わかりゃしないよ
だって、人間が犬に食われるのを、
だって、人間が犬に食われるのを、
黙って見てもいられないじゃないか
その癖、人間が人間を殺すのは、
お互に平気で、見ているじゃないか
己は何時の間にか、悪事を働くのが、
が、して見ると、意外と造作がない。
己は何時の間にか、
悪事を働くのが、
人間の自然かも知れないと思い出した
現ながらの夢を見た。
現ながらの夢を見た。
人間の苦しみを忘れた、
しかも又人間の苦しみに色づけられた、
うつくしく、傷しい夢である。
そこでは、一切の悪が、
眼底を払って、消えてしまう。
が、人間の悲しみだけは、
──空をみたしている月の光のように、
大きな人間の悲しみだけは、
やはりさびしく厳に残っている。
芥川龍之介『河童』 が読みたくなる名言
阿呆はいつも
阿呆はいつも彼以外のものを
阿呆であると信じてゐる。
必要な思想は三千年前に
必要な思想は
三千年前につきたかもしれない。
われわれはただ古い薪に
新しい炎を加えるだけであろう。
恋愛などよりも衛生的だからね。
あすこにある玉子焼きは何と言っても、
恋愛などよりも衛生的だからね。
芥川龍之介『トロッコ』 が読みたくなる名言
小田原熱海間に、
小田原熱海間に、
軽便鉄道敷設の工事が始まったのは、
良平の八つの年だった。
良平は毎日村外れへ、
その工事を見物に行った。
工事を──といったところが、
唯トロッコで土を運搬する──
それが面白さに見に行ったのである。
芥川龍之介『鼻』 が読みたくなる名言
禅智内供の鼻と云えば
禅智内供の鼻と云えば、
池の尾で知らない者はない。
長さは五六寸あって、
上唇の上から顋の下まで下がっている。
形は元も先も同じように太い。
云わば、細長い腸詰めのような物が、
ぶらりと顔のまん中から
ぶら下がっているのである。
内供は実にこの鼻によって傷けられる
内供は実にこの鼻によって傷けられる
自尊心の為に苦しんだのである。
今はむげにいやしくなりさがれる人の、
今はむげにいやしくなりさがれる人の、
さかえたる昔をしのぶがごとく
人間の心には互に矛盾した
人間の心には互に矛盾した
二つの感情がある。
勿論、誰でも他人の不幸に
同情しない者はない。
ところがその人がその不幸を、
どうにかして切り抜ける事が出来ると、
今度はこっちで何となく
物足りないような心もちがする。
芥川龍之介『蜜柑』 が読みたくなる名言
或曇った冬の日暮である。
或曇った冬の日暮である。
私は横須賀発上り
二等客車の隅に腰を下して、
ぼんやり発車の笛を待っていた。
とうに電燈のついた客車の中には、
珍らしく私の外に
一人も乗客はいなかった。
私はこの小娘の下品な顔だちを
私はこの小娘の下品な顔だちを
好まなかった。
それから彼女の服装が
不潔なのもやはり不快だった。
最後にその二等と三等との
区別さえも弁えない
愚鈍な心が腹立たしかった。
窓から半身を乗り出していた例の娘が
窓から半身を乗り出していた例の娘が、
あの霜焼けの手をつとのばして、
勢よく左右に振ったと思うと、
忽ち心を踊らすばかり
暖な日の色に染まっている蜜柑が
凡そ五つ六つ、汽車を見送った
子供たちの上へ
ばらばらと空から降って来た。
私はこの時始めて
私はこの時始めて、
云いようのない疲労と倦怠とを、
そうして又不可解な、
下等な、退屈な人生を
僅かに忘れる事が出来たのである。
芥川龍之介『芋粥』 が読みたくなる名言
元慶の末か、仁和の始に
元慶の末か、
仁和の始にあった話であろう。
どちらにしても時代はさして、
この話に大事な役を、勤めていない。
読者は唯、平安朝と云う、
遠い昔が背景になっている
と云う事を、
知ってさえいてくれれば、よいのです。
こう云う風采を具えた男が
こう云う風采を具えた男が、
周囲から、受ける待遇は、
恐らく書くまでもない事であろう。
侍所にいる連中は、五位に対して、
殆ど蠅程の注意も払わない。
五位は、腹を立てた事がない。
五位は、腹を立てた事がない。
彼は、一切の不正を、
不正として感じない程、
意気地のない、
臆病な人間だったのである。
人間は、時として
人間は、時として、
満たされるか満たされないか、
わからない欲望のために、
一生をささげてしまう。
その愚をわらう者は、
畢竟、人生に対する
路傍の人に過ぎない。
終始、いじめられている犬は、
終始、いじめられている犬は、
たまに肉を貰っても
容易によりつかない。
この朔北の野人は、
この朔北の野人は、
生活の方法を二つしか心得ていない。
一つは酒を飲む事で、
他の一つは笑う事である。
五位は、芋粥を飲んでいる
五位は、芋粥を飲んでいる
狐を眺めながら、
此処へ来ない前の彼自身を、
なつかしく、心の中でふり返った。
それは、多くの侍たちに
愚弄されている彼である。
しかし、同時に又、
芋粥に飽きたいと云う慾望を、
唯一人大事に守っていた、
幸福な彼である。
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