お笑いタレント『ふかわりょう』のおすすめ本がわかる名言集

気がつけば46歳。
この年齢でずっと独身ということは
おそらく人格に問題があるのだろう。
そう思われているかもしれませんが、その通りです。
問題大あり、欠陥だらけ。

〝友達少ないんで〟
と自虐的な笑いに走る人がいますが、
この表現があまり好きではありません。
というのも、友達が多いことが優れていて、
少ないことがおかしいという前提で発しているから。

反抗や破壊する者がかっこいいんじゃない。
何も言わず虫のように
黙々と生きている者こそ、
真の勇者なのだ。

人の考えていることや
自分が人からどう見られているかなど、
本来聞こえなくてもいいものが
主にSNSを通じて聞こえる
〝ハイレゾ社会〟では心が疲れてしまいます。

忘却は人間の素晴らしい機能だと思います。
この機能がなかったら、悲しみも消えず、
痛みが癒えることもない。
生きるのが辛くなるでしょう。

こたつにみかん。あんパンと牛乳。
そんなふうにしっくりくることは滅多にないのです。
既成の枠組みにはまらない人間といえば、
かっこいいのでしょうが。
ずっとしっくりこないまま、
しっくりくる場所を探す日々。

小さなことを大事にするのと、
心が狭いというのは必ずしも同じではありません。
私は、小さな部分に大きな宇宙を感じてしまうのです。

悔いが残るたびに、いつも自分に言い聞かせています。
その時に最善を尽くしたのだから。
その時形にしたものが、その時の正解だった。
生放送も反省したってしょうがない。

必死な感じが伝わるよりも、
淡々と進めていくことで、
容積の大きさが伝わります。
息が長い人は、見ている人を疲れさせない人。
だから私の生放送での振る舞いも4割。
人生も、弱火でじっくり煮込んでいきましょう。
ロッキングチェアに揺られながら。