コリン・ヒギンズ『ハロルドとモード』が読みたくなる名言

毎日なにか新しいことに挑戦する、
それがわたしのモットーなの。
だって、人は新しい何かを見つけるために
生を与えられたのだもの。

最初はみんな同じ顔に見えるけど、
親しくなれば似た人はひとりもいないとわかる。
ひとりひとりみんな違っていて、
あとにも先にも同じ人はいない。
ただひとりの人間なの。

この世の悲しみの多くは、
自分たちはこれだと知りながら、
べつのなにかとして扱われるままになっている人たちから
生まれているのだとわたしは思うの。

世界にこれ以上壁はいらない。
わたしたちがしなきゃいけないのは、
外へ出て、もっとたくさんの橋を作ることよ。

人生を練習試合だと考えていて、
本番のために力を取っておこうとするのよ。
だからベンチに控えたまま、
たった一度きりの人生という試合が進んでいくのをただ見ているの。
残り時間はどんどん少なくなっていくのに。
その気になればいつでも試合に出られるのに。

おやりなさいよ、ハロルド。
誰にでも馬鹿になる権利があるのよ。
世間の人がどういおうと気にしてはだめ。

人は笑い、人は泣く。
どちらも人間だけにしかない特性なの。
そして人生でいちばん大事なことはね、ハロルド、
人間らしくあることを恐れずにいることなのよ。