『マーケティング』おすすめ本の名言集

人間の行動は思った以上に
ずっと見当がつきやすく、
スマートフォンを四六時中タップしている人は、
移動パターン・データを自ら作成している。

スマートフォンとのやり取りに関して、
万人に共通する欲求がひとつある。
それは、日々の生活をより便利にし、
決断を下しやすくする、
自分と関連性の高いメッセージを
受け取りたいという基本的な欲求だ。

スマートフォンは、
消費者が周囲の環境から逃げる手段となる。
通勤電車の混雑度が増すほど、
モバイル広告へのレスポンス率は上昇する。

フェイスブック、グーグル、ツイッターが
自社の広告戦略に気象データを
取り入れる方法を模索し始めた。
人はどんなにオファーが素晴らしくても、
蒸し暑いなか買い物に出かけたがらない。

大半の企業は個人情報を悪用したり、
意図的にプライバシーを
侵害したりする気はほとんどない。
企業の目的は、適切な場所で、適切な人に、
適切なオファーを送信することだけ。

〝何を手に入れているか〟よりも
〝何をやっている人か〟
〝なぜやっているか〟
という理由のほうが重要になってきた。

絶対的にマイナーだと思っていた価値観が、
そこまでマイナーなわけではない
と知ることができると、
遠慮せず自分の価値観を外に主張できるようになる。

SNSは他人の人生の記録ではなく、
絶好調のときだけを切り取った記録でしかない。

インターネットは、個に力を与えて、
自由にするところがすごいのです。
自分がどんな人間なのか理解して、
それを世に発信していく。
それを正確に、繰り返しできた人は、
いい人、いいコミュニティとつながって、
成長していける。

プロセスエコノミー＝プロセス自体を売る。
アウトプットエコノミー＝プロセスでは課金せずに、
アウトプットで課金する。

プロセスエコノミーを
実践するうえで最も大切なのは、
あなたの中にあるWhy
（なぜやるのか・哲学・こだわり）
をさらけ出すこと。

機能や性能はコピーできても、
個人の好きという価値観や偏愛はコピーできません。
プロセスエコノミーにおいて大切なのは、
その自分だけのこだわりの部分をいかに伝えていくか。

自分の意思で
能動的に生きていたはずなのに、
プロセスエコノミーの中で
観客の期待に応えることが目的になってしまう。
そして、いつの間にか観客が主体になり、
自分の人生のハンドルを握られた状態に陥ってしまう。

ギャラリーにおもねり始めると、
魅力的な自分のWhyを見失ってしまいます。
次第に虚構の自分を
作り出すことになってしまうのです。

他人が作った自分に乗っ取られないように、
自分のWhyに常に立ち戻る。
私たちは、
こうすればバズる
こういうのが流行るというモノを
ひたすら作る機械ではありません。
自分が作りたいものを作るために
命を燃やすべき。

現代社会におけるヒトの行動のほとんどは
「誰かが仕掛けた意図に左右されている」
といったほうが正しいといえるでしょう。

過ぎてしまった時間は
取り戻すことができません。
だから、「できるのにやらなかった」ことを
人間は後悔します。

イギリスのウォーリック大学心理学部の
クリス・ボイス博士らは、
「いくら稼いでいるか」よりも、
「周囲と比べてどれだけ稼いでいるか」のほうが、
人間の幸福感につながりやすい
という相関を明らかにしました。

こうした人の不安につけ込んで
暴利を貪る一例が、
「点検商法」と呼ばれる悪徳商法です。

中野先生の知見を借りれば、
「何かに頼りたい」という心理は、
「自分では意思決定をしたくない」
という脳の本性がむき出しになった状態
と考えていいわけです。
そういう人たちを見つけ出し、
カモと見るやまとわりついてくるのが、
反社会的な悪徳業者なのです。

ギャンブルに共通する不文律は、
「絶対に胴元が儲かる」ということ。

ギャンブル依存の怖いところは、
負けても負けても
「期待」がなくならないことといえます。
期待が続く限り、
お金も時間も注ぎ込んでしまう。
負けているだけなら自己責任で済まされますが、
借金をしたり、売春をしたり、
会社のお金を使い込んだりして、
人生が破滅に向かう人までいる。

「愛」には人間の理性を
麻痺させる麻薬のような力があります。
オキシトシンの分泌量が多い人が
「妬み」の感情を抱きやすいのも、
「愛情」の深さの裏返しです。

集める参加者は、
同じような人たちでありながら、
「見知らぬ者同士」であることが
悪事のマニュアルのキモです。

他者からの愛を欲している限り、
ヒトの脳は「だまされるリスク」から
逃れられることはないといってもいいのです。