この記事は、名著名言一覧です。
ネタバレがあるかもしれません。
ネタバレを気にしないという方は、
このままお読みください。
紹介した名言が、
作品との出会いになることを
願っています。
これだけ読めば見逃さない!
Kindleセール情報まとめ記事
- 名著名言一覧
- 青木正児『華国風味』の名言
- クセノフォーン『ソークラテースの思い出』の名言集
- アンリ・ド・レニエ『半ばの真実』の名言
- ガルシン『あかい花』の名言
- オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』の名言集
- モーパッサン『女の一生』の名言
- モーパッサン『ベラミ』の名言
- 水上滝太郎『貝殻追放』の名言
- 郭沫若『歴史小品』の名言
- フランソワ・モーリアック『愛の砂漠』の名言
- 長与善郎『青銅の基督』の名言
- 老舎『駱駝祥子』の名言集
- モリエール『女学者・気で病む男』の名言
- カロッサ『美しき惑いの年』の名言
- モリエール『ドン・ジュアン』の名言集
- 『閑吟集』の名言集
- カリエール『外交談判法』の名言
- ヘリゲル『日本の弓術』の名言
- 『石橋湛山評論集』の名言
- 幸田文『みそっかす』の名言
- 河上肇『貧乏物語』の名言
- デューウィ『哲学の改造』の名言集
- 久保田万太郎『末枯』の名言
- 椎名麟三『重き流れのなかに』の名言
- アリス・ウォーカー『カラーパープル』の名言集
- 北条民雄『いのちの初夜』の名言
- ラブレー『ガルガンチュア物語』の名言
- 灰谷健次郎『ひとりぼっちの動物園』の名言
- グリルパルツァー『ザッフォオ』の名言
- ミルトン『失楽園』の名言
- 『アミエルの日記』の名言
- 『上田敏全訳詩集』の名言集
- 下村湖人『次郎物語』の名言
- ホーソーン『完訳緋文字』の名言
- ルナアル『にんじん』の名言
- ハンナ・アレント『人間の条件』の名言
- 内田魯庵『社会百面相』の名言
- ローデンバック『死都ブリュージュ』の名言
- ショウペンハウエル『自殺について』の名言集
- イェーリング『権利のための闘争』の名言
- 『法句経(ダンマパダ)』の名言
- 岩ヶ谷治禄『新版きけわだつみのこえ』の名言
- 大道寺友山『武道初心集』の名言
- 『朝倉宗滴話記』の名言
- アレイスター・クロウリー『魔術――理論と実践』の名言
- フレーベル『人間の教育』の名言
- エリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』の名言
- 『三好達治詩集』の名言
名著名言一覧
青木正児『華国風味』の名言
酒は天の美禄、百薬の長。
酒は天の美禄、百薬の長。
原始時代から人間に恵まれた最上の飲物である。
クセノフォーン『ソークラテースの思い出』の名言集
身体を訓練しない者は
身体を使う仕事をなし得ないごとく、
精神を訓練しない者は
また精神の仕事を行うことができない。
アンリ・ド・レニエ『半ばの真実』の名言
どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。
どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。
それは僕にまかせて下さい
ガルシン『あかい花』の名言
人間ほど強欲で性の悪い獣はねえよ。
おめえやおれの一生を台なしにしやがるのは、
運勢なんてもんじゃあねえ、
人間どもなんだ。
まったくこの世の中に、
人間ほど強欲で性の悪い獣はねえよ。
狼は共食いなんかしねえが、
人間ときた日にゃ
生き身の人間をぼりぼり食うんだ。
オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』の名言集
恋する者と酒のみは地獄に行くと言う
恋する者と酒のみは地獄に行くと言う、
根も葉もない囈言にしかすぎぬ。
恋する者や酒のみが地獄に落ちたら、
天国は人影もなくさびれよう!
酒をのめ、こう悲しみの多い人生は
酒をのめ、こう悲しみの多い人生は
眠るか酔うかしてすごしたがよかろう!
モーパッサン『女の一生』の名言
なんのはや、世の中というものは
なんのはや、世の中というものは、
そんなに人の思うほど
善くもなし悪くもなしですわい。
モーパッサン『ベラミ』の名言
人生は山の登りのようなものさ。
人生は山の登りのようなものさ。
登っている間は、ひとは頂きを見ている。
そして自分をしあわせだと感じる。
が、上に着いたが最後、
たちまち、下りが見える。
終りが、死である終りが、見える。
水上滝太郎『貝殻追放』の名言
人生における経験の浅い時代には
人生における経験の浅い時代には、
見るもの聞くものが珍しく、
新しい事物はみんな栄養となって
肉となり、血となるが、
その消化力はいつまでも続きはしない。
郭沫若『歴史小品』の名言
善の功用を意識した時には、
善の功用を意識した時には、
それは、もはや不善である。
権勢とは何ですか。
権勢とは何ですか。
福の神の前で低頭し、
人のいのちを供え物にすること、
それが権勢じゃないですか。
一個の人間にとってもっとも恐ろしいのは、
一個の人間にとってもっとも恐ろしいのは、
気がつかないということです。
気がついてしまえば、救う方法はあるものです。
フランソワ・モーリアック『愛の砂漠』の名言
ばかな
ばかな、味わってはならない快楽など、あるものか!
長与善郎『青銅の基督』の名言
おれは弱すぎる。
おれは弱すぎる。
なぜこう人を求めるのか。
あとで必ず後悔することがわかっているくせに。
人間の魂が救はれるといふ事の為めには
人間の魂が救はれるといふ事の為めには
それほどの肉体の犠牲がどうしても必要なのであらうか。
人間にその犠牲にすべき肉体を
態々与へた者は余りに無慈悲である。
老舎『駱駝祥子』の名言集
雨は金持の上にも降れば、
雨は金持の上にも降れば、
貧乏人の上にも降る。
善人の上にも降れば、
悪人の上にも降る。
とはいえ、雨はけっして公平とはいえぬ。
もともとが不公平な世の中の上に降るからだ。
経験は生きてゆくための肥料だ。
経験は生きてゆくための肥料だ。
経験は人をかえる。
砂漠で牡丹は育たない。
モリエール『女学者・気で病む男』の名言
物知りの馬鹿は
物知りの馬鹿は無知の馬鹿より阿呆である。
カロッサ『美しき惑いの年』の名言
自分自身の体験と思索によって到達した考えは
自分自身の体験と思索によって到達した考えは、
たいがいの場合われわれは
おだやかにつつしみ深く口にするものである。
モリエール『ドン・ジュアン』の名言集
偽善は流行の悪徳だし、
偽善は流行の悪徳だし、
流行の悪徳ならなんでも
美徳として通用するんだ。
議論なんか、いくらしたって
議論なんか、いくらしたって
物事がはかどるもんじゃありません。
行なうべし、言うべからずですよ。
アリストテレスがなんと言おうと、
アリストテレスがなんと言おうと、
哲学が束になってかかってこようと、
煙草にまさるものはあるまい。
『閑吟集』の名言集
一期は夢よ ただ狂へ
何せうぞ くすんで
一期は夢よ ただ狂へ
ただ人は 情けあれ朝顔の
ただ人は 情けあれ朝顔の
花の上なる 露の世に
カリエール『外交談判法』の名言
最も良い説得方法の一つは
最も良い説得方法の一つは、
相手に気に入られることである。
うまく気に入られるためには、
交渉家は気持のよいことを話すように努力し、
また、耳障りな話も、言いまわしや、語調や、
表情や身振りをえらんで、
やわらかく聞えるようにつとめなければならない。
ヘリゲル『日本の弓術』の名言
あなたは無心になろうと努めている。
「あなたは無心になろうと努めている。
つまりあなたは故意に無心なのである。
それではこれ以上進むはずはない」
――こう言って先生は私を戒めた。
『石橋湛山評論集』の名言
急激にはあらず、しかも絶えざる、
急激にはあらず、しかも絶えざる、
停滞せざる新陳代謝があって、
初めて社会は健全な発達をする。
人は適当の時期に去り行くのも、
また一の意義ある社会奉仕でなければならぬ。
政治家の私利心が第一に追求すべきものは、
政治家の私利心が第一に追求すべきものは、
財産や私生活の楽しみではない。
国民の間にわき上がる信頼であり、名声である。
これこそ、政治家の私利心が、
何はさておき追求すべき目標でなければならぬ。
幸田文『みそっかす』の名言
具眼の士に検閲されることは
具眼の士に検閲されることは
最も正しき価値の決定である。
河上肇『貧乏物語』の名言
『貧乏物語』の問題は、
そこで私はいう。『貧乏物語』の問題は、
河上が問いかけただけでは解決しなかったけれど、
「人類はつねに、自分の解決できる課題だけを提出する」(マルクス)。
しかし諸君! 正しく提出された問題なら、
正しく解くのは諸君の義務ではないか。
人はパンのみにて生くものにあらず、
人はパンのみにて生くものにあらず、
されどまたパンなくして人は生くものにあらず。
世には教育万能論者があって、
世には教育万能論者があって、
何か社会におもしろくない事が起こると、
すぐに教育者を責めるけれども、
教育の力にもおのずから限りがある。
デューウィ『哲学の改造』の名言集
道徳的修養に要する努力の大部分は、
道徳的修養に要する努力の大部分は、
自分の過去および現在の行為の生んだ
不快な結果を認めるのに必要な勇気にある。
自然の状態にある人間は、
自然の状態にある人間は、
処理すべき障害、克服すべき困難がなければ、
考えるものではない。
安楽な生活、努力しなくても
成功する生活というのは、
考えることのない生活であろうし、従って
全能の神の生活も、そういうものなのであろう。
久保田万太郎『末枯』の名言
人間、馬鹿は構いません。
人間、馬鹿は構いません。
だが、義理を知らないのはいけません。
椎名麟三『重き流れのなかに』の名言
自分には明日なんかない。
自分には明日なんかない。
それにもかかわらず、
明日を考えることは何と快いのだろう。
ことに明日の天気のことを考えるのは
まったく素晴らしい
アリス・ウォーカー『カラーパープル』の名言集
私は貧しくて、黒くて、そのうえ醜い。
私は貧しくて、黒くて、そのうえ醜い。
でも神様、私は生きている。生きている
北条民雄『いのちの初夜』の名言
きっと生きられますよ。
きっと生きられますよ。
きっと生きる道はありますよ。
どこまで行っても人生には
きっと抜け路があると思うのです
ラブレー『ガルガンチュア物語』の名言
時は真理の父である。
私は時がすべてのものを
熟させるという考えを持っている。
時の力によってすべてのものは明らかになる。
時は真理の父である。
灰谷健次郎『ひとりぼっちの動物園』の名言
人を愛するということは
あなたの知らないところに
いろいろな人生がある。
あなたの人生がかけがえのないように
あなたの知らない人生もまたかけがえがない。
人を愛するということは
知らない人生を知るということだ。
グリルパルツァー『ザッフォオ』の名言
生きることが
生きることが、もちろん人生の最高の目標なのだ。
ミルトン『失楽園』の名言
孤独というものは、
孤独というものは、
時として最上の交際でもあるし、
しばしの別離は再会をいっそう快いものにする。
心というものは、
心というものは、
それ自身一つの独自の世界なのだ、
――地獄を天国に変え、
天国を地獄に変えうるものなのだ。
自分の生命を愛しても憎んでもいけない。
自分の生命を愛しても憎んでもいけない。
だが生きている限りは生命を大切にするがよい。
長く生きるか短命に終るかは、
天に委せるがよい。
『アミエルの日記』の名言
人生は、段々に諦めて行くこと、
人生は、段々に諦めて行くこと、
絶えず我々の抱負、
我々の希望、我々の所有、我々の力、
我々の自由を減らして行くことの修行である。
信用は鏡のガラスのようなものである。
信用は鏡のガラスのようなものである。
ひびが入ったら元通りにはならない。
己自身を悲しみに委ねるのは危険だ。
己自身を悲しみに委ねるのは危険だ。
それは勇気と立ち直る希望を奪い去る。
『上田敏全訳詩集』の名言集
カアル・プッセ 山のあなた
山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫、われひとと尋とめゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
下村湖人『次郎物語』の名言
世の中には、沢山の幸福に恵まれながら、
世の中には、沢山の幸福に恵まれながら、
たった一つの不幸のために、
自分を非常に不幸な人間だと思っている人もあるし、
それかとおもうと、不幸だらけの人間でありながら、
自分で何かの幸福を見つけ出して、
勇ましく戦っていく人もある。
ホーソーン『完訳緋文字』の名言
ひとつの顔を自分自身に向け、
どんな人でも、かなりの長期にわたり、
ひとつの顔を自分自身に向け、
もうひとつの顔を大衆に向けておけば、
ついにはどちらが本物なのか
わからなくなることは避けがたいのである。
ルナアル『にんじん』の名言
玩具を取り返されるのが怖いからだ。
彼は、決して、あまり面白く
遊んでいるような風は見せない。
玩具を取り返されるのが怖いからだ。
ハンナ・アレント『人間の条件』の名言
政治的領域に入った者は
政治的領域に入った者は、だれでも、
まず自分の生命を賭ける心構えがなくてはならない。
生命に対して愛着しすぎれば、
それは自由を妨げたし、
それこそ奴隷のまぎれもない印であった。
したがって勇気はすぐれて政治的な徳となった。
そして勇気を持つ者だけが、
その内容と目的において
政治的である共同体に迎え入れられた。
内田魯庵『社会百面相』の名言
道徳なんてものは意気地無しで
社会に生存出来ない奴が
自分を保護する武器に作つたものだ。
ローデンバック『死都ブリュージュ』の名言
愛も信仰も同じように、
愛も信仰も同じように、
日々のささやかな勤行によって維持される。
ショウペンハウエル『自殺について』の名言集
我々の人生の場景は
我々の人生の場景は
粗いモザイックの絵に似ている。
この絵を美しいと見るためには、
それから遠く離れている必要があるので、
間近にいてはそれは何の印象をも与えない。
人生というものは、通例、
人生というものは、通例、
裏切られた希望、
挫折させられた目論見、
それと気づいたときにはもう遅すぎる過ち、
の連続にほかならない。
イェーリング『権利のための闘争』の名言
私の理論によって批判されるのは
私の理論によって批判されるのは、
臆病や不精や怠惰によって
漫然と不法を甘受する態度だけである。
権利のための闘争は、
権利のための闘争は、
権利者の自分自身に対する義務である。
『法句経(ダンマパダ)』の名言
つとめはげむのを楽しめ。おのれの心を護れ。
自己を難処から救い出せ。
――泥沼に落ち込んだ象のように
岩ヶ谷治禄『新版きけわだつみのこえ』の名言
日本人の死は日本人だけが悲しむ。
日本人の死は日本人だけが悲しむ。
外国人の死は外国人のみが悲しむ。
どうしてこうなければならぬのであろうか。
なぜ人間は人間で
共に悲しみ喜ぶようにならないのか。
大道寺友山『武道初心集』の名言
常に死をならへ
常に死をならへ
『朝倉宗滴話記』の名言
武者は犬ともいへ
武者は犬ともいへ、
畜生ともいへ、
勝つことが本にて候
アレイスター・クロウリー『魔術――理論と実践』の名言
汝の意志するところを行え。
汝の意志するところを行え。
それこそ法のすべてとならん
フレーベル『人間の教育』の名言
知恵を求めることは
知恵を求めることは、
人間の最高の目的であり、
人間の自己決定の最高の行為である。
エリファス・レヴィ『高等魔術の教理と祭儀』の名言
迷信とは本能的なものであり、
迷信とは本能的なものであり、
本能的なものはすべて
それ自体の中に存在理由を持っている
『三好達治詩集』の名言
いいえ昨日はありません
いいえ昨日はありません
今日を打つのは今日の時計
昨日の時計はありません
今日を打つのは今日の時計
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