『岡田斗司夫』の名言│おすすめ本ランキングと名言集

教養とは、知識をベースに
自分なりの考え方、
見方ができる能力のことです。

民主主義がどうであろうと、
人命尊重がどうであろうと、
人権がどうであろうと、
一国のトップは非情な決断をしてでも
守るべきものがある。
このあたりが『シン・ゴジラ』の
思想としてのすごさでしょう。

ニュータイプに進化した
セイラや三人組だけでなく、
あまり進化しなかったブライトたちも含めて、
全員がアムロを笑顔で迎える。
それがあのクライマックスシーンの意味です。
つまり、大事なのは「進化すること」じゃない。
「自分が帰れる場所があるか?　仲間がいるか?」
ということなんですね。

自分以下の相手だと、
いくら「征服」といっても結局、
お世話をすることになってしまいます。
支配とは、支配することの快感とは、
実は「支配するもの」と「支配されるもの」が
同等の種族でないと、無意味なんですね。

富を独占するのではなく、
市場を活性化して、
みんなが豊かな世界を作ること。
それが支配者がもっとも簡単かつ確実に
「栄耀栄華」を楽しめる方法なのです。

何もない荒野を
みんなと力を合わせて
生き抜き、成功を勝ち取る。
これがアメリカ人にとっての建国神話であり、
寓話なんですね。
エピソード4は、新しい時代の建国神話として
アメリカ人に受け取られたわけです。

神を一心に崇める聖職者たちは、
戒律だけを重視する原理主義者となり、
どんどん視野狭窄になっていった。
だけど、神は自分の中にあるものであり、
自分の良心に従って行動することが、
神の御心に最も叶うことだ──。

結局のところ政治とは、
理不尽に暴発する民衆の心をいかに管理し、
どういう方向に誘導するかなんですね。

歴史においては解決なんてものはなくて、
勝者と敗者の間で
「決着」があるだけなのだと。

他の人間よりも優れた力を持つ者は、
より深い苦悩に向き合わなければいけない。
痛みに耐えなければならない。
そうした意図がうかがえます。

自信がありそうに見える人や、
正しいことを言っているように見える人というのは、
みんなその場の雰囲気や調子に乗っているだけ

頭が良いということは、
いつもギアがトップに入っているということでもないし、
周りの人間がなぜ回転数が速くないのかと
バカにすることでもありません。

社会も自分のポジションも変わらないのなら、
世界を変える唯一の方法は
「盛る」ことだけです

乱世で大事なのは、
とにかく生き抜くこと。

最低限の生活が保障されているんだから、
未来は面白がった者勝ちですよ。

僕たちは、自分のやりたいことを見つけて
好きな生き方をしたい、
さらに才能を伸ばしたいと考えます。
ところが、すでに就職という考え自体が、
時代の流れに合っていないのではないでしょうか。

食うためにお金がいると言っていますが、
人間の支出の七割は食うためじゃない。
煩わしさを逃れるために使っています。

個人で借金はできるだけ
しないほうがいいのと同様、
悪口という手段は使わないに
越したことはありません