『〆切本』が読みたくなる名言

締め切りのある人生は早く流れる。

①締め切りに遅れる、
②悪筆、
③生意気、
というのは作家が編集者を泣かせる三大要素。

眠るべからざる時に、眠りをむさぼる。
その快楽が近年の私には最も愛すべき友である。

印刷所のおじさんというのは、
誰かの原稿が遅れたりすると
徹夜をして活字を拾わなければいけない。
気の毒である。
印刷屋の植字工の家では、
奥さんがテーブルに夕食を並べて
お父さんの帰りを待っているのかもしれないのである。

自分のやってることに意味とか価値とか張り合いなんて、
なるべく感じないほうがいいのだ。
意味や価値や張り合いを見つけようとするから、
自分のやってることを
間違っていると考え込んだり悩んだりするので、
まったく無意味な役に立たないことをしていると考えれば、
そして自分自身のためにそうしていると考えれば、
世間に対して少し恥ずかしいところもないわけではないけれど、
わたしはまだ書きつづけていくことができるだろう。