『椰月美智子』の名言│おすすめ作品ランキングと名言集

愛すべき子どもたちを見て切に思う。
早く大きくなって、
自分のことは自分でできるようになってほしい。
かわいい盛りと言われる今、
子育てをまるで楽しめない自分がいる。

親のケンカを子どもに見せるのって、
子どもへの虐待だよね。

夫婦がうまくいく秘訣?
あるわよ。魔法の言葉さしすせそ、よ。
さしすせそ、を使うの。
さすが、知らなかった、
すごい、センスある、そうなのね、
のさしすせそよ。

自分からはまったく動こうとしないが、
声だけは大きい。
大きい声を出せば、
物事が思い通りに進んでいくと思っているのだろう。

わたしだったらそうだなぁ……
砂糖切らしたから買ってきて。
知らないじゃ済まされないわ。
すっとぼけるのはやめて。
責任感を持って。
そろそろ本気で怒るわよ。かな。

仕事をこなし、二人の子どもの世話をして、
ほとんどの家事を担っている自分が、
なぜ夫を持ち上げなくてはならないのだろうか。
おかしな話だ。

子どものせいにした時点で、
自分という人間の価値は落ちる。
子供を産み育てることは、
自分が今こうして生きていることと同じことだ。
余分な荷物ではなく、
すでに自分に内包されていて、
多くの希望を与えてくれるものなのだ。

大人って、ぼくから見たらすごく年上の、
なんでも知っている強い人間だと思ってたけど、
ぜんぜん違うんだなって、
おとうさんを見てるとつくづく思う。
子どもが年を重ねたのが、大人ってだけだ。

付き合うなら食べっぷりのいい子がいいぞ。
気持ちよく食べる子は心根がいいんだ

うそってむずかしい。
当たり前のふつうの会話にだって、
うそはたくさんひそんでいる。
うそをつこうと思わなくたって、
知らずについているときだってある。

泥棒じゃないのがわかってよかったよ。
幽霊や妖怪だったら、
どうしようもないもんねえ。
音がするだけで、
なにか悪さするわけじゃないみたいだし。
なによりも、この世でいちばん怖いのは人間だからね。

もっと適当にやればいいの。
調味料なんて目分量だよ。
小さじ2とか大さじ1とか、
そんなのいちいち計ってたら、
こんな仕事やってらんないよ。

うちに来るお客さんはさ、
なんでもいいから早く食べたいのさ。
さっさと食べて、
たばこ吸ったり新聞読んだり、
ぼうっとしたりしたいの。
だから早いのは大事。

おばあちゃんの料理は特別だからさ、
誰にもおばあちゃんの味は出せないでしょ?
お客さんもみんなわかってるから、
おばあちゃん以外の誰が作ったって同じってこと。
まずくたって、誰も文句は言わないよ。

料理は人が作るものです。
そこには誰かに食べてもらいたい
という思いがあります。
それは愛です。
愛情というエキスが入ることによって、
料理に魔法が生まれ、
とびきりのおいしさになるのです。