- 『吉田篤弘』の名言がわかる。
- 『吉田篤弘』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『吉田篤弘』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。
サイドバー下に目次があるのでご利用ください
名言で紹介する『吉田篤弘』のおすすめ本ランキング
『吉田篤弘』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
吉田篤弘『という、はなし』 が読みたくなる名言
どうやら「書くこと」の向こうには、
どうやら「書くこと」の向こうには、
きっと他人がいて、つまり、
「読むこと」の向こうにもかならず他人がいる。
本を読むことだった。
俺たちは何を知っていて、
何を知らないのか。
それをいちばん手っ取り早く確かめられるのが
本を読むことだった。
本は死なない。
本は死なない。
どうやら、この一行を誰かに伝えたくて、
またあたらしい本をつくる。
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吉田篤弘『物語のあるところ 』 を読みたくなる名言6選
人間が愚かしいことをしたり、
人間が愚かしいことをしたり、
訳の分からんヤツになっちまったりするのは、
俺が見るところ、ひとりひとりに
いろんなものが詰まってるからだよ。
じつに複雑だ。
何ごとにも結論の先というか、
何ごとにも結論の先というか、
もうひとつの考えってもんがある。
だから、結論めいたものが出ちまったら、
あえて、そいつを否定してみる。
本当にそうか、ってな。
一人称で書くときは、
一人称で書くときは、
三人称で書くときの気持ちを
忘れないようにして書くし、
三人称で書くときは、
誰か一人に寄り添って、
一人称みたいに書くんです。
子供の頃に読んで、
子供の頃に読んで、
〝心が洗われた〟本を、
大人になって読み返してみたら、
なにひとつ響かなかったことがあった。
大人になるにつれて心が汚れ、
そう簡単には汚れが落ちなくなって、
〝洗われた〟と思えなくなったのかもしれない。
意図を伝えることが、
意図を伝えることが、
書いたり読んだりすることの目的になっちまうとさ、
小説の場合、意図がまったく
伝わらないってことがあるわけだよ。
だから、伝えたいものにこだわりすぎると、
残念な結果になっちまうこともあるわけだ。
〝語るに値する話〟を
〝語るに値する話〟を
お守りのように身につけ、
そこから学んだことを教訓として
忘れないようにする。
物語には、そうした効力があったし、
いまもきっとある。
吉田篤弘『中庭のオレンジ』 が読みたくなる名言
人間ってのは、昔のことは思い出せるけど、
人間ってのは、昔のことは思い出せるけど、
先のことは何ひとつ分からんように出来てるんじゃね?
じゃあ、いいじゃねぇか。
分からんものは分からんのよ。
分からんものを恐れることはない。
失くしたんじゃなくて、見つからないの。
失くしたんじゃなくて、見つからないの。
失くしてしまったら二度と出てこない可能性があるけど、
見つからないっていうのは、
まだ見つかってないだけで、
間違いなくどこかにあるのよ。
勘を鍛えるのはとても大事なことだよ。
勘を鍛えるのはとても大事なことだよ。
むかしは、もうちょっと勘を働かせていたと思うんだよ。
でも、いまは、たいていのことを機械が解決してくれる。
光がやさしいものであることは知っているけれど、
光がやさしいものであることは知っているけれど、
それだけではないと思うんだ。
光は闇の中に身をひそめているものを暴いてしまうからね。
本当に大事なものというのは
本当に大事なものというのは、
ひとつきりしかないんだ。
スペアがないんだよ。
逆に言うと、替えがないからこそ、
特別に大事にされる。
青空が目に沁みるような昼下がりです。
青空が目に沁みるような昼下がりです。
雲ひとつありません。
息を吸うと、口の中に青空の青が
お腹いっぱいに入り込んでくるようでした。
吉田篤弘『屋根裏のチェリー 』 が読みたくなる名言
ねぇ、訊いていい?
ねぇ、訊いていい?
人はどうして嘘をつくの?
ていうか、嘘をつくことと
本当のことを言わないのは同じこと?
人生というのは先へ進むほど、
人生というのは先へ進むほど、
他人事が他人事ではなくなっていく。
それはきっといいことなのだろう。
丸くなるというのは、そういうことで、
他人の痛みが自分の痛みに重なり、
自分の痛みを理解してくれる他人があらわれたりする。
居眠りをしているということは、
居眠りをしているということは、
考えごとがうまくいったあかしなのよ。
わたし、考えるの好きだからね。
わたし、考えるの好きだからね。
でも、考えるだけで物ごとは何も進まなかった。
それでは本末転倒だと思うのよ。
だからもう、じっくり考えたりとかそういうのはいいの。
だからもう、じっくり考えたりとかそういうのはいいの。
あ、この人と話をしたい。また会いたい。
それ以上のことはないの。
考えないようにしているの。
なんか、急に人生ってものが分かっちゃったみたいなの。
なんか、急に人生ってものが分かっちゃったみたいなの。
チョコレートを食べてね。
つまりさ、人生は甘くて苦いってこと。
チョコレートのようにね。
吉田篤弘『月とコーヒー』 が読みたくなる名言
ねぇ聞いて、私いま、自由の身なの。
ねぇ聞いて、私いま、自由の身なの。
仕事もしてないし、彼氏もいないし、
好きな時間に起きて好きなところへ出かけて、
何にも縛られてないの。
おれは、ただでさえ腹黒い男だ。
おれは、ただでさえ腹黒い男だ。
腹の中に黒いタールがたまっている。
そのうち、おれの腹から石油が取れるだろう。
都会に染まってはなりませんよ。
都会に染まってはなりませんよ。
いつでも心は故郷の林檎畑と共にありなさい。
私は父親の声を覚えていない。
私は父親の声を覚えていない。
とても残念に思うよ。
だから、私はお前にたくさん話してやろうと思っている。
私がこの世からいなくなっても、
この声がお前の耳の中にしっかり残るように。
泥棒っていうのは、
泥棒っていうのは、
この世の価値あるものを誰よりも知っているんだ。
本が素晴らしいのはー ページをひらけば、
本が素晴らしいのはー ページをひらけば、
すぐに別の世界があらわれ、
ページを閉じれば、
こちらの世界の音や匂いが戻ってくる。
さみしいもんだよね、本屋がなくなるとさ。
さみしいもんだよね、本屋がなくなるとさ。
なんというか、セーターの袖に
小さな穴があいちまったみたいな。
重力は偉大だ。
重力は偉大だ。
どんな人間も平等に地上につなぎとめてくれる。
吉田篤弘『台所のラジオ』 が読みたくなる名言
あのころ、私は幸せだった。
あのころ、私は幸せだった。
なにも考えずに食事ができたんだから。
いま思えば、ろくでもない食事をしていたに違いない。
だけど、不味いなんて思ったことは一度もなかった。
天才って男の方が多くない?
天才って男の方が多くない?
それってつまり、社会とのつながりは女にやらせて、
自分は自由でいたいとか何とか云って、
要は好きなことを好きなようにしてるだけなのよ。
この味だからこそ、毎日、食べれるんです。
この味だからこそ、毎日、食べれるんです。
しつこさというものがまったくありません。
ほんとうにうまいものは、
人間に反復運動を促します。
おそらく男も女も年寄りも子供も、
おそらく男も女も年寄りも子供も、
すべてのひとを笑顔にできるのは
旨いものだけだ。
食いものには、それをはたす可能性がある。
その音楽におれは人生を根こそぎ持っていかれた。
その音楽におれは人生を根こそぎ持っていかれた。
何かとても麗しいものに触れたような、
うつくしい伝染病にかかってしまったような、
取り返しのつかない喜びとでも云うしかないものが
体のなかで静かに騒いでいた。
眠いというのは、それ、
眠いというのは、それ、
現実逃避のことですよ。
僕に云わせれば、
僕に云わせれば、
さしあたって用事もないのに、
こうして打ち合わせと称して
カツライスを食べるのも大事な人生の一部だよ。
誰かが云っていた。
誰かが云っていた。
一緒に暮らしたくなるようなひととの出会いには理屈も何もない、と。
語るべき物語もないし、
順を追ってどうしてそうなったのかと
説得力のある説明を話すこともできない、
そういうものだと。
吉田篤弘『ブランケット・ブルームの星型乗車券』 を読みたくなる名言7選
人の弱さを信じるのが〈臆病〉である。
〈勇気〉も大切だが、
ときには〈臆病〉が
より良い結果を生むことがある。
さしずめ、人の強さを信じるのが〈勇気〉なら、
人の弱さを信じるのが〈臆病〉である。
物理的な移動だけを旅とみなすのは、
チケットさえ手に入れたら、
そこからもう旅が始まります。
何かを目指したり望んだりしたとき、
すでにもう旅は始まっている。
物理的な移動だけを旅とみなすのは、
いかにも夢がない。
〈眠り〉は人生の一部です。
とにかく〈眠り〉を
楽しんでいただきたいのです。
〈眠り〉は人生の一部です。
眠らない者は人生を放棄しているに等しい。
もったいない話です。
最も安上がりな免疫薬なのです。
われわれは免疫というものを発見し、
毒を薬に転じさせることに成功したのです。
酒はこの世のあらゆる毒を制する
最も安上がりな免疫薬なのです。
それが人生の醍醐味。わかる?
要するに、引き際が肝心なの。
賭けに勝ったか負けたかなんてことは、
どうでもいい。引き際を感じとること。
そして見きわめること。
それが人生の醍醐味。わかる?
われわれ本来の姿なのです。
別れというのは、
じつのところ物理的なものに過ぎません。
簡潔に云いましょう。
それは寄り添ったふたつのものが離ればなれになって、
ひとつひとつになるということです。
別れたことで実感する〝ひとり〟の感覚こそ、
われわれ本来の姿なのです。
学ぶべきエッセンスのひとつなのです。
〝じゃあ、また明日〟と、
しばしの別れを繰り返すことは、
臆病な生き物であるわれわれが
学ぶべきエッセンスのひとつなのです。
読んでいただきありがとうございました。このブログは、23,647コの名言を載せています。あなたが読みたい本が必ずあります。記事の最後尾にカテゴリー・タグ・紹介した作品の関連記事を載せておくので、お暇なときにお探しください。
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