『柚月裕子』の名言│おすすめ作品ランキングと名言集

誰だって、自信などありません。
勝つか負けるか、成功するか失敗するか、
その狭間でいつだって人間は悩んでます。
ただ、負けたときの覚悟があるのとないのとでは、
その後の人生がまったく違います。

自分で金を稼がない限り、
金の重みはわからない。

人が借金してまでギャンブルをやる理由は、
負けたときの後悔よりも、
勝ったときの快感が忘れられないからだ。

世の中、運だけでは渡っていけない。
良くも悪くも、
頭を使わなければ生き残れないということを、
こいつは知らない。

どんなに強い気持ちを持っていても、
長い間、望みが叶わないと、
絶望という感情が頭をもたげてくる。

彼は言いました。
誰でも過ちは犯す。
しかし、一度ならば過ちだが、二度は違う。
二度目に犯した過ちは
その人間の生き方だ、と。

人に頼ることが、
結果として人に迷惑をかけないことに
繋がる場合もある。

完璧主義の裏にあるものは、
自己批判と劣等感。

世は理不尽だ。
いくら努力しても報われない人間や、
神や仏に縋っても幸せになれない人間が、
間違いなくいる。
本人に非がなくとも、
艱難辛苦の茨の道で、
ぼろぼろになり朽ち果てる者がいる。
天災、人災を問わず、
人生の半ばで命を奪われる者もいる。

どんな境遇にあろうと、
胸を張って笑える人生を送れる者が、
幸せなのだ。

世の中は無情だ。
人が死んでもいつもと変わらず朝は訪れ、
社会は動き出す。

住居がない生保受給者に
住む場所を用意してやる代わりに、
受給者が手にする生活保護費から、
毎月、大半の金を搾取していく。
飢え死にしたくなければ、
劣悪な生活環境に耐えながら、
狡猾な相手に利用され続けるしかない。

働かない蟻にも、
パレートの法則の二割以外の部分にも、
存在意義はある。

日岡はかつて大上から、
手配写真の顔を覚えるときは
耳の形を記憶しろと教えられた。
いくら変装しても、
耳の形だけは変えられない、
というのが理由だった。

人の目に映る善悪など、
いい加減なものだ。
愛想がいいとか、なにかくれるとか、
動物を可愛がるとかいうだけで、
人は簡単に相手を
「いい人」と定義づける。

恨み、悋気、愛憎に
感情を支配された者は、自分を見失う。
容姿、収入、学歴など、
人より何かしら秀でたものを
持っていたとしても、
なんの救いにもならない。

ギャンブルで得られる救いは、
一時しのぎにしか過ぎない。
店を出れば、
また変わらない苦しみが待っている。

一見、助け合っているように見えるが、
現実はそうじゃない。
共倒れの坂を転がり落ちているだけだ。