『爪切男』の名言│おすすめ作品ランキングと名言集

君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。
カナブンとかの裏側みたい。

女は可愛い顔をしていても、
最後は必ず裏切る妖怪だ。
そう思い込んで生きてきたが、
恐怖は期待の裏返しだ。
この世のどこかに、
自分のことを好きだと言ってくれる女、
絶対に裏切らない女が
必ずいるはずだと信じて疑わなかった。

知ろうとしなかっただけで、
この世には優しい人がたくさんいるんだな。

心が傷ついた時は、
優しくない女と一緒にいるぐらいが丁度いい。

子供の頃、大人になれば
充分な時間とお金が手に入って、
何でも自分の思い通りにできるはずだと信じていた。
いざ大人になってみると、
ギャンブル、浮気、暴力、嘘など
やってはいけないことばかりできるようになった。
素直に甘えること、泣きたい時に泣くこと、
約束を守ること、
悪いことをしたら謝ること、
子供の時なら
簡単にできていたことのやり方を忘れてしまった。

女は花で、男は花瓶であると私は思う。
女性はみなそれぞれ違った美しさを持つ花である。
その花がどれだけ美しさを保てるのか、
また、花の持っている美しさを際立たせられるかどうかは、
花瓶である男にかかっている。

死にたい夜にかぎって
空にはたくさんの星が輝いている。

こんなどうしようもない日にかぎって、
すげえ綺麗な夕日だなぁ。

古い物を壊さないと
新しい物を造ることはできないでしょ?
まずは今までの自分を壊そうよ。
東京って町は、君をめちゃくちゃに壊してくれるよ。
全部壊れた後に残ったものが自分の一番大切なものなんだよ。

大人になったら、
いい人ともいっぱい出会うけど、
嫌なヤツにはその倍は出会う。
でも絶対に喧嘩したらあかん。
アホに付き合うとこっちもアホになる。
自分の頭の中でそいつを殺せ。そして許せ。

職場でも友人関係でも
見栄っ張りな人は嫌われる。
しかし、見栄を貫き通し、
あげく本当にしてしまう人はすごく格好いい。

仕事も人生も好奇心がないとダメや。
これをしたらどうなるんだろう。
あれを実現するためには何が必要なんだろう。
そうやって物事を追求する気持ちが大事なんや。
ええか。何歳になっても好奇心だけは持ち続けろよ。

ひとりぼっちになった私は、
ふと桜を見上げる。
心の底から桜の花が綺麗だなと思った。
ああ、美しい花や景色って、
傷ついた人の心を癒やしてくれるんだ。

プライドを捨てた人間の土下座は
本当に無様でさ。
それが逆に美しいよ。人間らしさの極みって感じ。
飲み屋の仕事を長くしているとさ、
たまにそういう土下座を見ることあるの。
あれは心が震えるね。

大人はな、辛さと疲れが働く力になってるんや。
辛くて疲れるけど働く。
辛いけど楽しい、疲れるけど楽しい。
楽しいだけで働いてないのが大人や。

いつかあなたが仕事や恋愛や人生に疲れてしまい、
誰のことも信用できないぐらいボロボロになったら、
墓地に行ってみるといい。
物言わぬ死者たちがあなたを待っている。
彼らはとにかく口が堅いので、
人の悪口を言うのにはもってこいの相手である。