- 『沢木耕太郎』の名言がわかる。
- 『沢木耕太郎』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『沢木耕太郎』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
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名言で紹介する『沢木耕太郎』のおすすめ本ランキング
『沢木耕太郎』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
沢木耕太郎『流星ひとつ』 が読みたくなる名言
いるんだよね、子供の頃
いるんだよね、子供の頃、
とても苦労して大人びた顔をしていた少女が、
成長してその苦労が薄れていくにしたがって、
子供のような顔になっていくということが。
あたしは、あたしの頂に
あたしは、あたしの頂に
一度は登ってしまったんだと思うんだよね。
一度、頂上に登ってしまった人は、
もうそこから降りようがないんだよ。
その頂上に登ったままでいることはできないの。
頂上に登ってしまった人は、
2つしかその頂上から降りる方法はない。
ひとつは、転げ落ちる。
ひとつは、ほかの頂上に跳び移る。
この2つしか、あたしはないと思うんだ。
ゆっくり降りるなんてことはできないの。
もう、すごい勢いで転げ落ちるか、
低くてもいいからよその頂に跳び移るか。
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沢木耕太郎『飛び立つ季節 (旅のつばくろ)』 が読みたくなる名言
私は旅先に心残りを作ることを悪くない
私は旅先に心残りを作ることを悪くない
と思っているようなところがある。
そこに心を残しておけば、
いつかまた訪れることができるだろうから、と。
旅において後悔していることがひとつある。
旅において後悔していることがひとつある。
それは、都市や国のあいだの移動に
夜行の乗り物を使ってしまったことだ。
夜行で通過したその区間だけは
風景の記憶が欠落している。
なんでもないときに、
なんでもないときに、
ふと体の中をよぎる風景がある。
それはもしかしたら、
生きていくうちに心の中に蓄積されていく風景画の束が、
不意の風にめくられ、
思いもよらない一枚が現れ出るようなものなのかもしれない。
完璧な予定を立て、
完璧な予定を立て、
期待していたものを滞りなく、
そしてすべて見ることができたとしても、
思いもかけなかったものと
遭遇したときの感動には及ばないことがある。
だから、旅の予定には、
だから、旅の予定には、
思いがけないものと遭遇できる
隙間を作っておくといいような気がするのだ。
そろそろ飛び立つことのできる季節が
そろそろ飛び立つことのできる季節が
訪れたような気がする。
もちろん、あらゆることに顧慮することなく、
まったく気ままに移動ができるような
自由が手に入ったとは思わない。
しかし、移動するかどうか
自分で判断できる自由は手に入れられたような気がする。
読んでいただきありがとうございました。このブログは、23,647コの名言を載せています。あなたが読みたい本が必ずあります。記事の最後尾にカテゴリー・タグ・紹介した作品の関連記事を載せておくので、お暇なときにお探しください。
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