- 『望月諒子』の名言がわかる。
- 『望月諒子』のおすすめ作品がわかる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、『望月諒子』のおすすめ作品と名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
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名言で紹介する『望月諒子』のおすすめ本ランキング
『望月諒子』のおすすめ本を上から順に紹介します。取り上げている名言を読めばどんな本なのかわかるので、購入する際の参考になれば嬉しいです。
望月諒子『蟻の棲み家』 が読みたくなる名言
大学に進学できないことはわかっていた。
大学に進学できないことはわかっていた。
金の問題でも学力の問題でもない。
俺という人間が生まれ落ちた場所の問題なのだ。
大学に行きたくて。
万引しなくてもいい暮らしが欲しくて。
そのために他人の家の窓を叩き割って土足で踏み込む。
人の家の窓を叩き割って土足で上がり込む人間が、
落とし物の財布を交番に届けるようなやつと、
肩を並べては歩けない。
グループの人間が化粧をするから化粧をする。
グループの人間が化粧をするから化粧をする。
髪を染めたら自分も染める。
なんにも判断しないで遊びに付き合う。
人間は選択の中で人生を積み上げるものだが、
そうやってなんの選択もしないで生きている子供たちは、
学生時代は所属するものがあるからまだいいが、
卒業して、親とも疎遠、就職もしないとなると、
服従する相手すらいなくなる。
安定した社会がそこに暮らす人に与える特権だと思う。
ときどき、世の中に何が起きても、
それが自分の身を脅かすものではない
と思えるというのは、
安定した社会がそこに暮らす人に与える特権だと思う。
安全な社会というのは躍動感のない世界かもしれない。
安全な社会というのは躍動感のない世界かもしれない。
親が不出来な子を殺したいと思う、
その孤独を慰めるものがない世界だ。
人が、なんのために生きているのかを見失った世界。
心躍るものがなく、ただ何かに耐える世界。
みんなこの空のどこかに書かれている
みんなこの空のどこかに書かれている
人権とか正義にかしずいて、
どこにあるのかわからないのに
あると仮定しているものにかしずいて、生きていけばいい。
でも空のどこかにあるのかもしれない正義や人権を、
あると思わず生きていくこともできるんですよ。
そんなものがない世界が、
同じ空の下にはあるんですよ。
そしてどこにあるともわからぬものを
あると信じてかしずくことを、
愛ともいうが欺瞞ともいうんです。
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