- 『人間失格』の名言がわかる。
- 『人間失格』が読みたくなる。
- 名言をキッカケに小説が読みたくなる。
2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。
この記事は、太宰治の小説、
『人間失格』が読みたくなる名言を紹介します。紹介する名言が、作品と出会うキッカケになれば嬉しいです。
ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、
このままお読みください。
太宰治『人間失格』が読みたくなる名言集・名台詞
恥の多い生涯を送って来ました。
恥の多い生涯を送って来ました。
自分には、
人間の生活というものが、
見当つかないのです。
道化でした。
そこで考え出したのは、
道化でした。
それは、自分の、
人間に対する最後の求愛でした。
何が欲しいと聞かれると、
何が欲しいと聞かれると、
とたんに、何も欲しく
なくなるのでした。
どうでもいい、どうせ自分を
楽しくさせてくれるものなんか
無いんだという思いが、
ちらと動くのです。
自分は、これまでの生涯に於いて、
自分は、これまでの生涯に於いて、
人に殺されたいと願望した事は
幾度となくありましたが、
人を殺したいと思った事は、
いちどもありませんでした。
それは、おそるべき相手に、
かえって幸福を与えるだけの事だと
考えていたからです。
弱虫は、幸福をさえ
弱虫は、幸福をさえ
おそれるものです。
綿で怪我をするんです。
幸福に傷つけられる事もあるんです。
ああ、人間は
ああ、人間は、
お互い何も相手をわからない、
まるっきり間違って見ていながら、
無二の親友のつもりでいて、
一生、それに気附かず、
相手が死ねば、
泣いて弔事なんかを
読んでいるのではないでしょうか。
人間は決して人間に服従しない
人間は決して人間に服従しない、
奴隷でさえ奴隷らしい
卑屈なシッペがえしをするものだ。
神に問う。
神に問う。
信頼は罪なりや。
このひとも、きっと不幸な人なのだ
ああ、このひとも、
きっと不幸な人なのだ、
不幸な人は、ひとの不幸にも
敏感なものなのだから。
神に問う。
神に問う。
無抵抗は罪なりや?
人間、失格。
人間、失格。
もはや、自分は、完全に、
人間で無くなりました。
幸福も不幸もありません。
いまは自分には、
幸福も不幸もありません。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分がいままで
阿鼻叫喚で生きて来た
所謂「人間」の世界に於いて、
たった一つ、
真理らしく思われたのは、
それだけでした。
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