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幸田露伴『五重塔』の名言11選「と思うのもやっぱり愚痴か」

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  1. 『五重塔』の名言・名セリフがわかる。
  2. 『五重塔』の魅力がわかる。
  3. 名言をキッカケに小説が読みたくなる。

2万以上の名言を集め、読みたい本が見つかる名言集ブログでお馴染みの、名言紹介屋の凡夫です。

この記事は、幸田露伴の小説
『五重塔』が読みたくなる名言を紹介します。紹介する名言が、本を読むキッカケになれば嬉しいです。

ネタバレの可能性があります。
ネタバレを気にしないという方は、このままお読みください。

ぼんぷ
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幸田露伴『五重塔』が読みたくなる名言集・名台詞

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世に栄え富める人々は

世に栄え富める人々は
初霜月の更衣も何の苦慮なく、

紬に糸織に自己が好き好きの衣着て
寒さに向う貧者の心配も知らず。

ああ心配に頭脳の痛む

ああ心配に頭脳の痛む、
またこれが知れたらば女の要らぬ無益心配、
それゆえいつも身体の弱いと、
有情くて無理な叱言を受くるであろう。

万人に尊敬い慕わるる人は

万人に尊敬い慕わるる人は
また格別の心の行き方、

未学を軽んぜず下司をも侮らず、
親切に温和しく先に立って静かに導きたまう。

死んでも立派に名を残さるる、ああ羨ましい羨ましい

ああ賢い人は羨ましい、
一生一度百年一度の好い仕事を源太様はさるる、

死んでも立派に名を残さるる、
ああ羨ましい羨ましい、

大工となって生きている
生き甲斐もあらるるというもの。

かほどの伎倆をもちながら空しく埋もれ

かほどの伎倆をもちながら空しく埋もれ、
名を発せず世を経るものもあることか、
傍眼にさえも気の毒なるを
当人の身となりてはいかに口惜しきことならん。

あんまり世間が酷過ぎる、と思うのもやっぱり愚痴か。

夢のように生きて
夢のように死んでしまえばそれで済むこと、

あきらめて見れば情けない、
つくづく世間がつまらない、

あんまり世間が酷過ぎる、
と思うのもやっぱり愚痴か。

仕事は真実どうあってもしたいわ

汝の身を察すれば
いっそ仕事もくれたいような気のするほど、

というて我も欲は捨て断れぬ、
仕事は真実どうあってもしたいわ。

人の仕事に寄生木となるも厭なら

人の仕事に寄生木となるも厭なら
わが仕事に寄生木を容るるも虫が嫌えば是非がない。

小恥かしゅうてなりきれぬわ

ただ寄生木になって
高く止まる奴らを日ごろいくらも見ては

卑しい奴めと心中で蔑視げていたに、
今我が自然親方の情に甘えて
それになるのはどうあっても

小恥かしゅうてなりきれぬわ。

ただただ仕事にのみかかりしは

ただただ仕事にのみかかりしは
愚かなるだけ情に鈍くて、

一条道より外へは駈けぬ老牛の痴に似たりけり。

世界に我を慈悲の眼で見て下さるる

世界に我を慈悲の眼で見て下さるる
ただ一つの神とも仏ともおもうていた上人様にも、
真底からはわが手腕たしかと思われざりしか、
つくづく頼もしげなき世間、
もう十兵衛の生き甲斐なし。

感謝と関連記事の紹介

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ぼんぷ
ぼんぷ

紹介した名言が本を読むキッカケになり、あなたの人生を変える1冊になりますように。

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